「介護」カテゴリーアーカイブ

第31回介護福祉士国家試験を解いてみた 問題解説 午前13~14 障害者総合支援法の改正内容は

    障害者総合支援法は、障害のある人たちが孤立せずに地域で暮らせるよう、いろんなサービスのしくみを定めた法律です。 2016年の改訂で「障害者の望む地域生活の支援」、「障害児のニーズに対するよりきめ細かな対応」、「質の高いサービスを持続的に利用できる環境整備」が盛り込まれました。 「障害者の望む地域生活の支援」のなかに、自立生活援助が創設されました。自立生活援助とは、施設入所支援や共同生活援助を利用していたものが、円滑に地域生活を送れるように行うサービスです。 よって、答えは2になります。         社会福祉士は、いわゆる「ソーシャルワーカー」と呼ばれる社会福祉専門職の国家資格です。 Continue Reading ->

第31回介護福祉士国家試験を解いてみた 問題解説 午前11~12 介護保険制度の利用者負担

    2018年に、介護医療院という施設が誕生しました。 介護医療院とは、介護療養型医療施設(介護療養病床)の転換先となる施設で、要介護の高齢者に対して医療・介護とともに生活の場を提供する施設です。 介護療養病床は2023年度末までに廃止予定です。 定期巡回・随時対応型訪問介護看護は、24時間連絡体制で在宅生活を支えるサービスで2012年から始まっています。 2014年の介護保険法改正で在宅医療・介護連携推進事業は地域支援事業に位置付けられました。 2009年に、認知症対策等総合支援事業の新規事業として、地域包括支援センターへの認知症連携担当者の配置が行われました。 2012年から障害福祉サービス事業者等には法令遵守等の業務管理体制の整備が義務付けられました。         2018年から、所得の高い高齢者を対象に、介護保険サービス利用の自己負担割合が引き上げられました。 3割負担となるのは、65歳以上の方で合計所得金額が年間220万円以上の方です。 ただし、合計所得金額が年間220万円以上であっても、「年金収入とその他の合計所得金額」が単身で340 Continue Reading ->

第31回介護福祉士国家試験を解いてみた 問題解説 午前9~10 労災保険とは

    お孫さんの面倒をみることになったので、通所介護に通えなくなったので、担当の介護支援専門員に相談して、スケジュールの再調整を依頼しましょう。 よって答えは3になります。         労働者災害補償保険制度(労災保険)は、パートやアルバイトの人も保険給付の対象です。 保険料は雇用主が負担します。 通勤途上の事故も保険給付の対象内です。 業務上の心理的負担による精神障害も保険給付の対象内です。 社長や個人事業主自身が仕事中にケガをしても、労災保険を使うことは出来ません。 よって答えは1になります。     続き 第31回介護福祉士国家試験を解いてみた 問題解説 午前11~12 介護保険制度の利用者負担     Continue Reading ->

第31回介護福祉士国家試験を解いてみた 問題解説 午前7~8 育児・介護休業法とは

    特定非営利活動法人は、特定非営利活動促進法に基づいて特定非営利活動を行うことを主たる目的として設立された法人です。 NPO法人の条件に営利を目的としないこととありますが、収益をあげることは禁じられていません。ただし、構成員(役員、会員等)に利益を分配せずに、事業を継続するためのスタッフの給料、光熱費等の事業費として使う事が可能です。 NPO法人は、登録する際に活動する分野を20分野の中から選びます。最も多いのは保健医療福祉の分野となっています。 個人や企業がNPO法人に寄付をしても、税制上の優遇措置はありませんが、認定特定非営利活動法人に寄付をすると、税優遇があります。 特定非営利活動とは、定められた20の分野の活動で不特定かつ多数のものの利益の増進に寄与することを目的とするものを言います。その中に災害救援活動も含まれています。 よって答えは4になります。         育児・介護休業法とは、労働者の仕事と育児や介護を両立できるように支援するための法律です。 契約社員も育児休業を取得できます。 介護休業は、対象家族一人につき3回まで分割して取得できます。 介護休業より先に、育児休業が制度化されました。 休業給付は、雇用保険から支給されます。 介護休業の対象家族は、配偶者、父母、子、配偶者の父母、祖父母、兄弟姉妹、孫になります。 よって答えは5になります。   続き 第31回介護福祉士国家試験を解いてみた 問題解説 午前9~10 労災保険とは     Continue Reading ->

第31回介護福祉士国家試験を解いてみた 問題解説 午前5~6 地域共生社会とは

    家族の機能は、生命維持機能、生活維持機能、パーソナリティ機能、ケア機能からなります。パーソンズは、さらにパーソナリティの機能をパーソナリティの形成機能とパーソナリティの安定化機能に分けました。 衣食住などの生活水準を維持しようとする機能は生活維持機能です。 個人の生存に関わる食欲や性欲の充足、安全を求める機能は生命維持機能です。 子育てにより子どもを社会化する機能は、パーソナリティの形成機能です。 家族だけが共有するくつろぎの機能は、パーソナリティの安定化機能です。 介護が必要な構成員を家族で支える機能は、ケア機能です。 よって答えは5になります。         地域共生社会とは、誰もが住み慣れた地域で、生きがいをもって暮らし、共に支え合う社会です。 よって答えは2になります。     続き 第31回介護福祉士国家試験を解いてみた 問題解説 午前7~8 育児・介護休業法とは       Continue Reading ->

第31回介護福祉士国家試験を解いてみた 問題解説 午前3~4 筆談について適切なものは

    介護福祉職は、一方的な働きかけにならないように、あいづちを打ちながら対応しているので、双方向のやり取りをしようという意図がうかがえます。 よって答えは1になります。         中途失聴者も筆談を使います。 空中に字を書いてコミュニケーションをとることもあります。 筆談は、多人数での双方向のコミュニケーションには向きません。 図や絵も用いて伝えます。 筆談では、多くを伝えようとするのではなく、キーワードを活用して内容を伝達します。 よって答えは5になります。     続き 第31回介護福祉士国家試験を解いてみた 問題解説 午前5~6 地域共生社会とは     Continue Reading ->

第31回介護福祉士国家試験を解いてみた 問題解説 午前1~2「夜と霧」の著作があるフランクルが提唱した価値の説明とは

      一度トイレに行こうとして転倒して、大腿骨頸部骨折をしているため、繰り返さないか心配です。なにが1人暮らしをしていくにあたって不安なのか聞き出しましょう。 よって答えは3になります。         公民権運動の代表的な人に、キング牧師がいます。 フランクルは、オーストリアの精神科医、心理学者で「どんな時にも人生には意味がある。未来で待っている人や何かがあり、そのために今すべきことが必ずある」と説きました。 社会保障の創始者といえばビスマルクが挙げられます。 ノーマライゼーション育ての親といわれるニイリエが唱えた原理には、ライフサイクルを通じたノーマルな発達的経験が含まれます。 ネルソン・マンデラは反アパルトヘイト運動に身を投じました。 よって答えは2になります。     続き 第31回介護福祉士国家試験を解いてみた 問題解説 午前3~4 筆談について適切なものは     Continue Reading ->

人生の先輩 高齢者の子供返り

皆さんは高齢者の子供返りという言葉を聞いたことがありますか? 昔はしっかりしていたおじいちゃんおばあちゃん、でも長生きして歳をとるにつれて子供のようになっていく。ということなのですが、介護施設で長年働いていると子供返りをものすごく感じることがあります。実際に子供返りとはどういったことかを今回は説明していきます。 人に甘えるようになる まさに赤ちゃんにみられる行為ですが、認知症高齢者の方にもよくみられます。自分で歩くことができるのに、手を引いてくれ、体はしっかりと動かすことができるのに、服を着せてくれ。他にもごはんを食べさせてくれ、歯を磨いてくれなど、様々なことがあります。 写真はイメージです。 Continue Reading ->

介護福祉士とケアマネージャーの違い

突然ですがみなさんは介護福祉士とケアマネージャーの違いというのはご存じでしょうか? 介護職に携わったことがある人ならばその違いは簡単に答えることが出来るかもしれませんが、そうでない人にとっては全く分らないといった人も多いかもしれません。 写真はイメージです。 photo by photo AC そこで今回は介護福祉士とケアマネージャーの違いについて説明していきましょう。 ・介護福祉士 介護福祉士は国が認めた国家資格となります。3年以上介護業務に従事して、かつ実務者研修というものを受けることでやっと受験資格を得ることができます。 試験の難易度合格率は約5割ほどですので大変なのですが、書店などに介護福祉士対策テキストなども豊富に用意されていますので、試験勉強はかなりし易い部類になるでしょう。 介護福祉士を取得することで得ることが出来る知識は主に介護現場での仕事に活かすことが出来るものとなっていますので、介護の現場で働き続けて行きたいと考えている人であれば取得しておいて損はないと言えるでしょう。 写真はイメージです。 Continue Reading ->

認知症ケア 介護問題の明暗を分けるーパーソン・センタード・ケア(P.C.C.)

1990年代までのイギリスにおける認知症の患者さんのケアは、食事や排泄、清潔などケアを提供する人によって一方的に管理されていました。 ぱー 写真はイメージです。 photo by MaxPixel パーソン・センタード・ケアとは パーソン・センタード・ケアとは、イギリスの心理学者、ブラッドフォード大学のトム・キットウッド教授により、1990年代に提唱され、「認知症の患者さん本人を尊重するケア」という考え方です。 認知症の人をひとりの個人としてとらえ、意思や立場を尊重します。本人がどのように感じ、何を求めているのかを理解し、「その人らしさ」を支えることを目的とします。 認知症患者さんとその介護 現代の高齢化社会における国民の悩みのひとつに、認知症をはじめとする高齢者の介護問題があります。この問題は、身近で生活をともにしている家族や地域、ひいては国全体にとっても重要な課題です。 ヨーロッパ諸国では、1000年以上の年月をかけて高齢化社会への対策を立ててきたとされる一方、わが国では100年たらずで急速に高齢化社会へ突入しました。このため、国全体として必要な準備が整っていないのが現状です。 認知症患者さんは2025年には700万人を突破すると推計値が発表されました。認知症を発症すると、本人と家族には辛い日々が続く場合があります。自分らしさを保ち、幸せに長生きをすることは難しいのでしょうか。 認知症患者さんは、徐々に適切な判断ができなくなり、自分の意志や意向を明確に伝える能力に欠けていきます。そのため、彼らの自由な選択や決定が他者に委ねられることが多くなります。 認知症の理想的なケアとは、認知症を持った人が自立した生活を送れるように、彼らの生活を整えることを目的にした支援行為です。尊厳を支えつつ、本人らしい魅力を発揮できるサポート、「 Continue Reading ->