感染症科

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インフルエンザに対する新機序薬 承認申請へ

インフルエンザは、おもに冬季を中心に流行する急性の呼吸器感染症です。まずは、手洗いやうがい、予防接種など予防に努めることが大切ですが、もし発症した場合には、適切な治療が必要となります。 写真はイメージです。 photo by ph...
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CDIの再発を抑制する新薬「ベズロトクスマブ(商品名;ジーンプラバ)」

クロストリジウム・ディフィシル感染症(Clostridium difficile infection;CDI)は、おもに入院中にみられる感染症のひとつです。軽度の下痢症状でとどまる場合もありますが、重篤の場合には命に関わることもあり、適切な...
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再興感染症 最近増えてきているツツガムシ病

再興感染症とは過去一時的に発症が減少していたのにも関わらず、現在、再度発症が増加してきている感染症のことを指します。結核、マラリア、デング熱などが一般的な再興感染症とされていますが、今回はその中から人獣共通感染症でもあるツツガムシ病をご紹介...
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インフルエンザの合併症 年代によって注意の必要な合併症は?

毎年冬になると流行するインフルエンザ。インフルエンザといえば、高熱や関節痛、筋肉痛、全身倦怠感が主な症状ですが、これ以外にも様々な合併症があるのはご存知でしたか?インフルエンザの合併症は、インフルエンザの罹患によって、体力や抵抗力の低下が起...
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性器クラミジア感染症と不妊の深い関係

性器クラミジア感染症とは、性感染症の一つで、性交により感染することがわかっています。この感染症ですが、近年若者を中心に感染が多く、性感染症の中では最多ともいわれています。ですが、感染しても無症状なことが多いわりに、実は不妊と深いかかわりがあ...
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妊婦さんは猫に触っちゃいけないの!?〜先天性トキソプラズマ症について〜

前回オウム病が妊婦に感染し死亡した事例があることをご紹介しましたが、今回は妊娠している女性に感染することで胎児に影響を与える可能性のある人獣共通感染症をご紹介します。 その名はトキソプラズマ症。この病気は成人にも感染するのですが、妊婦...
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狂犬病ー恐ろしさを知らないのは日本人だけ!?

「1957年」。それは1950年に施行された狂犬病予防法により日本が狂犬病清浄国になった記念すべき年です。 1957年以降日本国内における人および犬の狂犬病感染は認められていませんが、世界的に見ると狂犬病清浄国と呼ばれているのは日本、...
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小鳥に隠れるオウム病の脅威

インコ、オウム、文鳥…どれも可愛い小鳥たちですが、この愛らしい鳥たちがあなたに死の危険性がある病気を伝染する可能性があることをご存知でしたか?2017年4月、日本で初めてオウム病に感染した妊婦が亡くなり、改めてこの疾患の重要性が認識されつつ...
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ドイツからの報告「高齢者のインフルエンザリスク」 インフルエンザへの認識が足りない

冬になると流行するインフルエンザ。高い熱、関節痛、倦怠感などでつらいですよね。人によっては軽く済んでしまうことや症状がほとんどでない場合もあります。 インフルエンザの罹患率をみてみると乳幼児や小学生の罹患率が高く、10歳代後半...
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新機序の抗ヘルペスウィルス薬 アメナメビル

近年、帯状疱疹は増加傾向にあり、1000人当たり約5人が発症すると言われています。 いくつかの薬が治療薬として承認されていますが、既存の薬では交差耐性をしめすことが問題となっており、新しい機序の薬の開発がもとめられていました。 ...
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愛犬のレプトスピラワクチンについて考える

犬を飼っている方ならご存知だと思いますが、犬にも人間と同じようにワクチン接種があります。狂犬病ワクチンや犬ジステンパーウイルスワクチンなどは従来からよく知られているものですが、最近レプトスピラワクチンというものが開発されました。 ...
感染症科

エキノコックス症と北海道旅行

暑い夏にはどこか涼しい場所に避暑に出かけたくなりますね。日本で涼しい場所といえば北海道。北海道といえばその雄大な自然が魅力の一つです。 ところで皆さんは、北海道旅行の際にキツネと飲み水に関する注意書きを見たことはありますか?今回は北海道で...
感染症科

侮れない人獣共通感染症ーアニサキス症を例に

もうすぐ夏も終わり食欲の秋に入りますね。食欲の秋と言えば秋刀魚や栗に茄子、暑い時期に食べにくかった寿司も捨てがたいところです。ところで、皆さん昨今問題となっている「アニサキス症」と言う病気が秋に多い人獣共通感染症だと言うことを知っていました...
感染症科

ムカデに噛まれたときに有効な処置法とは?

ムカデは温かくなると活動し始め、夏には多くの被害が報告されます。命に関わることはほとんどありませんが、噛まれた場合には適切に処置することが大切です。 写真はイメージです。 photo by pixabay 噛まれたときに出る...
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猫ひっかき病 ペットと楽しく暮らすために

ネコやイヌをペットして飼っている方も多いと思います。私たちの家族の一員として癒しを与えてくれますよね。しかし、ペットの動物を通じて私たちが病気を発症してしまうこともあります。 「子供が子猫に腕をひっかかれました。すぐに、消毒し...
感染症科

「殺人マダニ」日本全国に死者報告増加

2017年7月24日、野外に生息しているマダニが媒介する感染症を持った野良猫が、女性に噛みつき、噛まれた50歳代の女性が死亡しました。厚生労働省は、都道府県などに注意を呼びかけ、マダニに関するパンフレットを作成しました。また、今回ダニが媒介...
小児科

夏季に流行する感染症 手足口病が増加しています

毎年7月頃になると大流行する「手足口病」。しかし、今年は6月頃より全国各地で流行しており、注意を必要としてます。東京都福祉健康局では、2017年7月13日に手足口病の患者数が、都の警報基準を超えて大流行していることから、注意喚起を出しました...
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ハンセン病と国立ハンセン病療養所 医療従事者を幅広く募集中

「ハンセン病」を御存知でしょうか。一昔前に、「らい病」といわれていた病気です。 原因は「らい菌」の感染よるもので、主に皮膚と神経を侵す慢性に進行する感染症です。感染力は極めて弱く、感染しても発症しない場合がほとんどです。 ...
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HIV感染によるタラロマイセス症に対するアムホテリシンBとイトラコナゾールの比較

現在日本では、新規のヒト免疫不全ウィルス(HIV)感染者および後天性免疫不全症候群(AIDS)患者数は年間1500例ほど報告されています。 世界的にみると3600万人以上の方がHIVに感染していると言われており、年間120万人もの方...
感染症科

薬に耐性を持った薬剤耐性菌の対策 抗生物質の投与方法の見直しへ

写真はイメージです。photo by Iqbal osman 病気にかかった時、適切な薬を処方してもらうとすぐに元気になりますね。しかし、近年では薬に耐性を持った薬剤耐性菌が増えてきています。 薬剤耐性菌の中には、体が弱った...
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