「医師国家試験」タグアーカイブ

第113回医師国家試験を解いてみた 問題解説 必修 B6~10 腹部の診察で波動が認められると考えられるのはどれか

    開放型の質問を用いた医療面接は、時間がかかり、網羅的な情報は得られないものの、患者さんが関心を持っている事項を把握するのには適しています。 よって答えはeになります。         血行動態は以下のようになります。 心拍出量 体血管抵抗 中心静脈圧・肺動脈楔入圧 緊張性気胸 ↓ ↑ ↑ 出血性ショック ↓ ↑ ↓ 心原性ショック ↓ ↑ ↑ 心タンポナーデ ↓ ↑ ↑ アナフィラキシーショック ↑ ↓ ↓ よって、答えはeになります。         腹部の診察で波動を認めるのは腹水貯留です。dのX線写真はX線の透過性の低下があり、腹水貯留の所見です。 よって答えはdになります。         伝導失語は、発話は基本的に流暢で構音も良好ですが、吃音のような話し方になります。また、復唱ができないのが特徴です。 よって答えはcになります。         出産10分後以降の目標SpO2値は90%以上になります。 よって答えはeになります。     Continue Reading ->

第113回医師国家試験を解いてみた 問題解説 必修 B1~5 成人と比較したときの乳児の特徴は

    インフォームド・コンセントとは、「十分な情報を得た上での合意」を意味する概念です。 インフォームドコンセントは同意後に撤回できます。 インフォームドコンセントは法的なものではありません。 十分な説明と同意が必要です。 医療従事者の責任回避が目的ではありません。 患者さんの主体性を重んじて行う行為です。 よって答えはeになります。         ヘルシンキ宣言は、ナチスの人体実験の反省より生じたニュルンベルク綱領を受けて、1964年にフィンランドの首都ヘルシンキにおいて開かれた世界医師会で採択された、医学研究者が自らを規制する為に採択された人体実験に対する倫理規範です。正式名称は、「ヒトを対象とする医学研究の倫理的原則」です。 よって答えはcになります。         「本人は週末まで入院を希望している」というのは、計画ではなく、患者の希望なので、SOAPのPのところに記載するのはふさわしくないです。 よって答えはeになります。         HIVが通常の接触で感染伝播することはないので、HIV自体の感染対策としては、標準予防策で十分です。 ヒゼンダニによる疥癬の拡大防止には、疥癬が疑われる患者に対して手袋や長袖ガウンの着用といった接触予防策を行うことが大切です。 空気予防策は、主に結核、水痘、麻疹感染症の際に必要となります。 Clostridium Continue Reading ->

今週の医師国家試験 マロリーワイス症候群について知ってますか

最新の医師国家試験から1題取り上げてみます。 (2018年度 A-5) Mallory-Weiss 症候群について正しいのはどれか。 a 自然治癒する。 b 裂創は横走する。 c 病変は壁全層に及ぶ。 d 胃大彎側に好発する。 e 十二指腸にも病変が存在する。   今回は、マロリーワイス症候群からの出題です。 マロリーワイス症候群といえば、聞いたことがあるひともいるかもしれませんが、食べ過ぎ、飲みすぎたあとの嘔吐で食道から胃にかけて傷ができる病気です。 内視鏡での検査が診断には有用です。 画像はこのような画像になります。 photo Continue Reading ->

今週の医師国家試験 高アンモニア血症をきたす疾患は?

今週から何問か国家試験の過去問について紹介していきたいと思います。今回は、 高アンモニア血症をきたす疾患はどれか。 a Gaucher 病 b von Gierke 病 c Hurler 症候群 d メープルシロップ尿症 e オルニチントランスカルバミラーゼ欠損症   どれもなかなか目にしない稀な疾患がずらりと並んでいます。ほとんどの方は、目にしたことがない病気ではないでしょうか。 aからみていきましょう。 Gaucher病は、糖脂質が組織に蓄積するスフィンゴリピドーシスのひとつで、日本では150人ほど確認されています。症状は貧血、血小板減少、肝脾腫および骨症状で、神経症状を伴うことがあります。 von Continue Reading ->