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日本人による日本人のための医療を海外でも 世界に展開する日本エマージェンシーアシスタンス社

海外への赴任や出張の件数は右肩上がりに増加、ビジネス目的だけではなく海外へ留学者や海外旅行者も増えていますよね。グローバル化がますます加速しているといっても過言ではないでしょう。 海外で思わぬ事故に巻き込まれた場合や病気になった場合に困ることないでしょうか。 「どうやって受診するの、言葉がわからない、医療費が高額になるって聞いたけど、医療設備は整っているの、整った医療機関で治療を受けたい、日本に戻って治療を受けたい」などさまざまなニーズがでてきます。 一方、国際的にみてみると「日本の高度な医療を受けたい」という海外の方のニーズ、海外からの旅行者が増加に従って「日本で病気になってしまったけどどうしたらいいの」というニーズもでてきています。 これらのニーズを総合的にサポートする「日本エマージェンシーアシスタンス株式会社(以下EAJ社と記載)」という会社をご存知でしょうか。 [EAJ社ってどんな会社なの] EAJ社は、2003年1月にフランスの「ヨーロッパ・アシスタンス社」の日本法人として設立。同年4月から「海外にいる日本人のための医療アシスタンス事業」を開始。 ※医療アシスタンス事業は、「トラベル・アシスタンス」と呼ばれているもので1950年代にスペインで誕生、フランスを中心に発展してきました。 2005年6月に当時の代表取締役であった吉田一正氏などによって、EA社から株式取得をおこい資本関係を解消、「日本人による日本人のための医療アシスタンスサービス提供会社」としての体制を確立。 2004年にアメリカで北中南米大陸での医療アシスタンスサービス開始(翌年子会社化)、以降、シンガポール、タイ、イギリス、中国、バングラデッシュ、カナダで該当国とその周辺国への医療アシスタンスサービスを広げていき、現在では、ほぼ全世界をカバーしています。 ※バングラディシュについては2018年8月で子会社を清算し、日本人医師資格を持つバングラディシュ医師の現地会社をビジネスパートナーとして業務を進めています。 2008年4月に留学生危機管理サービス「OSSMA」のサービス提供を開始、2012年6月に大阪証券取引所JASDAQに上場。2015年年9月に国内で初めて「医療渡航支援企業」に認定されています。 ※医療渡航支援企業とは、訪日する海外在住の外国人(渡航受診者)が日本で医療サービスを受けるために、訪日前から帰国後までに関わる一連の支援サービスを行う事業者のことです。渡航受診者は身元保証機関の身元保証も受ける必要があり、医療渡航支援企業は身元保証もおこないます。認定には経済産業省の審査を受ける必要があります(旅行業者の場合には所管は観光庁になります)。 EAJ社は、世界のどこにいても医療やライフスタイルなどで日本とは異なるカルチャー下にいても、日本にいる時と同じようなアシスタンスサービスを行うことで「利用者の世界を広げる」ことをミッションにしています。 「Heart(思いやりの心を忘れない)、Skill(より良いサービスを提供するために知識と経験を深める)、Communication(ユーザーの気持ちを察する)の頭文字をとった「HAC」をアシスタンスのビジョンにしています。 これらを「ジャパン・スタンダード・アシスタンス」としてとらえることで、国際的に最高品質のサービスとして認知され、世界最大のアシスタンス会社になることを目標に掲げています。 EAJ社が展開するアシスタンスとはどのようなものかみていきましょう。 [EAJ社の展開する6つのアシスタンスサービス] -医療アシスタンスサービス- EAJ社は、「日本、アメリカ、イギリス、シンガポール、タイ、中国」の6ヶ国に日本語コールセンター、世界で11,586の医療機関および4,392社のプロバイダーと提携して緊急医療や航空医療搬送の専門医の対応、日本人医師80名及び看護師・救急救命士62名と提携、世界の40社と114機の専用機ネットワークを構築して満足されるアシスタンスを提供する体制をとっています。 世界どこでも、「緊急時に的確な医療機関の紹介や移送手配、移送から帰国後の受入病院の手配、言語コミュニケーションのサポート、医療費用の支払代行」など事態発生から収拾までワンストップの一貫したサービスをおこなっています。 帰国移送時に日本人医師と看護師が救援、既往症や持病など疾患への対応、日本人医師などよる現地治療の評価やセカンドオピニオン、現地への日本人医師派遣などといったサービスにも対応しています。 ※受けられるサービスはサービスの種類によって異なります。 現場プラントや僻地サイトにある民間企業に、救急救命士・看護婦が常住して現地の医療体制の構築や緊急時対応など行う「EAJプロジェクトアシスタント」のパーッケージの提供を新しく開始しています。 展開している医療アシスタンスサービスは3種類です。基本的なサービスは同じですが個々のサービスによって異なる部分があります。 ◇海外医療アシスタンスサービス 法人や企業向けに展開しているサービスです。緊急事態に限らずに海外滞在中の健康診断や予防接種の予約や日本語での医療相談にも対応。万が一、不幸な事態となってしまった場合に必要な手配もおこないます。 ◇グローバルアシスト/エグゼクティブアシスト 10名以下の小規模事業者向けのサービスです。「エマージェンシーセクレタリーサービス」として海外から日本の会社や家族へ緊急連絡の代行や日本から海外への緊急連絡など中継拠点としての役割を担います。 ※このサービスは事業向けですが個人でも契約できます(一部サービスは適用外です)。 ◇海外旅行保険の付帯アシスタンスサービス 保険会社向けのものです(損害保険ジャパンと提携しています)。海外渡航など個人の方がEAJ社と契約している保険会社と契約することによってEAJ社の医療アシスタンスサービスを受けることができます。 海外渡航先で緊急事態が起きた時に、家族が緊急渡航する場合には家族のパスポート取得や渡航計画のサポートもおこないます。 -留学生危機管理サービス(OSSMA)- 留学生危機管理サービスは、「学校、留学生、保護者」のそれぞれのニーズに対応した総合危機管理サービスプログラムで3本の柱から構成されています。EAJ社が展開する代表的な商品のひとつです。 ◇医療アシスタンス 海外医療アシスタンスサービスと同等の内容です。緊急時には、現地事故対策本部の設営と運営支援、マスコミ対応、保護者や職員が現地へ渡航する際の航空券、宿泊、通訳、移動手段などの手配をおこないます。 ◇パーソナル支援 医療支援以外の生活上のトラブルに対応するためのサービスです。パスポートの盗難や紛失対応、なんらかのトラブル発生時の相談や解決のサポート、事態に応じて国際弁護士の手配などをおこないます。 ◇OSSMAロケーターシステム/OSSMAヘルプライン Web上で留学生の情報や所在を閲覧管理できるシステムです。留学生の生活を見守るとともに定期的メールを発信して安否確認をおこないます。 突然の災害発生時など場合には、臨時安否確認メールを発信して無事かどうかを確認します。 電話を含めて連絡がとれない場合には、現地の学校や警察などと連携し学生の捜索を行います。現地の「治安、自然災害、テロ、感染症」などの最新の情報も随時配信しています。 ー救急救命アシスタンスサービスー 海外と国内における緊急時の救助や救急対応、国内でのマラソン大会やコンサートなどのイベントでの救護活動を行うサービスです。 ◇海外救急救命アシスタンスサービス 海外での救助サービスと教育サービスをおこないます。 救助サービスは、救急救命の実務経験のある救急救命士や看護師で構成された日本人医療者チームを現地に派遣して救助や救援活動をおこないます。 作業環境を調査して緊急計画を立案、現地の医療状況の把握、救出活動、応急処置、現地医療機関との連携、被災者の健康管理などをおこないます。 教育サービスは、実技指導を含めた心肺蘇生やストレスマネジメントなどのセルフレスキューをおこないます。緊急時対応に必要な知識など事前講習会も開催しています。 ◇イベント救護 マラソンなどのスポーツイベント、コンサートや花火大会などの娯楽イベントで、緊急事態に対応した救護活動を行います。 イベントが始まる前に、近隣の医療機関や周辺環境を現地調査して救護マニュアルを作成して救護体制を構築、増加する国内のイベントに参加する外国人にも対応しています。 イベント開催日に、トラブル発生時には救護マニュアルにしたがって迅速に救護活動をおこないます。救護活動の結果は次年度の開催にもつながるようにしています。 -外国人向けアシスタンスサービス- 日本で医療や人間ドックを希望する外国人、日本に滞在中の外国人が病気や怪我をした時のアシスタンスサービスです。 国内の大都市や観光地を中心に約800の医療機関とネットワークを構築していて、24時間365日15ヶ国語対応のコールセンターとEAJ社との提携する通訳者が幅広い対応をおこなうことで外国人が安心して医療を受けられる体制を展開しています。 ◇外国人患者に対する日本の高度医療事業の紹介サービス 日本の「高度医療、がん治療、内視鏡治療、心臓外科、脳神経外科」などを専門とする医療機関とのネットワークから患者さんの病状に適した医療機関の紹介をおこないます。患者や家族が来日せずに日本の医療機関のオピニオンを求めることも可能です。 渡航計画からプランニングをおこない、渡航に必要な「医療滞在ビザ取得、航空券や宿泊手配、治療受診時の医療通訳派遣」などを自国出発前から帰国までをサポートしています。 ◇日本滞在中の外国人向け緊急対応型アシスタンスサービス 本国もしくは日本入国後に、EAJ社と提携している海外旅行保険に加入することで受けることができるサービスです。 観光目的の一時的滞在者に加えて日本国内での就業者や留学生も対象にサービスを展開しています。 予期せぬ病気や怪我をした外国人に適切な国内医療機関の紹介や治療の手配、外国人と医療者との潤滑なコミュニケーションを取り持ちます。入院することになっても退院や帰国まで医療や保険の知識に精通したコーディネーターがアテンドしてくれます。 EAJ社は、医療関連のアシスタンス以外に2つのサービスを提供しています。 -セキュリティ・アシスタンス・プログラム- セキュリティ・アシスタンス・プログラムは、海外に展開する企業向けのサービスです。 諸外国の「政情、暴動、テロ、誘拐、凶悪犯罪」など最新の状況を常に把握・分析して、現地のセキュリティリスクを5段階のスケールで評価。セキュリティ情勢レポートをEメールで毎日配信しています。 治安状況などが著しく悪化して現地の社員を安全な第三国に緊急避難させる必要があると判断される場合、現地において避難実行のためのさまざまな支援をおこないます。 -ライフスタイルアシスタンスサービス- クレジットカード会員が海外旅行の滞在をより豊かに楽しめるようにするコンシェルジュザービスです。 たとえば、レストラン予約、コンサートなどのチケットの手配、ギフトの手配、ショッピング情報の提供、現地情報などを提供することで海外でも快適に過ごせるようにするためのサービスです。 急速にグローバル化進んでいく中で、海外でも安心して日本と同等に近い医療サービスなどを受けられると安心ですよね。 EAJ社は、外国人患者受入事業において業界を牽引しており、海外へ日本の医療と安全管理を紹介する国際展開も積極的に行っています。 EAJ社の資産状況は 総資産額21億1200万円、負債額13億8800万円、借入金残高6億3200万円、純総資産額8億2300万円。 2017年12月期の売上高は25億8000万円、経常利益は3000万円、今年度の予想売上高は28億6900万円、経常利益1億4100万円です。時価総額は53億9200万円です。 ※2018年度予想経常利益の増加は、医療アシスタンスサービスと留学生危機管理サービスが堅調に伸びており、海外出国者数と訪日外国人数の増加の追い風になっています。 Continue Reading ->