ヒポクラテスから赤ひげまで | ページ 68

秘密のチームがアップルウォッチ用血糖値センサーを開発中

  美味しいものがたくさんある現代、ついつい味の濃いものや甘いものを食べ過ぎてしまいますよね。 健康診断で血糖値が高いと言われたことのある人もいると思います。 簡単に自分の健康状態が把握できるシステムがあったらほしいものですが、そんなセンサーをアップルの秘密チームが開発しているそうです。 Continue Reading ->

熊本地震での救護活動 東日本大震災が教訓に

平成28年4月14日に熊本を震源とするマグニチュード6.5、最大震度7の通称熊本地震が発災しました。 この地震に伴い日本における災害時医療派遣チームであるDMAT(Disaster Medical Assistance Team)を中心とする多くの医療チームが派遣され救護活動に従事しました。 Continue Reading ->

人に感染する鳥インフルエンザの対応について

朝ご飯に卵かけご飯を食べて、金曜日の夜は焼き鳥にビールで乾杯!という人もいるのではないでしょうか。 私たちの食生活の中で貴重な栄養源となっている卵や鶏肉ですが、近年の鳥インフルエンザの流行でそれらを生産する養鶏業者は打撃を受け、海外では人に感染する鳥インフルエンザまで発生しています。 人に感染する鳥インフルエンザの危険性と対応について、皆さんは考えたことはありますか? 2013年に初めて鳥インフルエンザの報告 鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスが初めてヒトへ感染した症例は、2013年3月に中国からWHOへ報告されました。 これ以後2017年3月16日までに1307例が報告されており、そのうち約3分の1の374例が死亡しています。 感染地域は主に中国本土ですが、中国本土に滞在歴がある人や、中国本土から輸入した鳥との接触歴のある台湾・香港・マカオ・マレーシア・カナダでも感染が確認されています。 鳥インフルエンザは冬に流行 鳥との接触がきっかけ おもに冬に大流行し、2013年から現在まで5つの期間に大流行しています。 感染した人の数は時期別に見ると、第1波が135例、第2波が320例、第3波が226例、第4波が119例となっています。 感染した人の年齢や性別、重症例の割合、鳥への接触歴はこれまでの流行期と変わっていないにも関わらず、2016年10月から始まった第5波がこれまでよりも流行の始まりが相対的に早く、広い範囲に発生しています。 感染者のほとんどが成鳥に接触したことがあるか成鳥市場に訪問したことがあることもわかっています。 鳥インフルエンザの症状 注意すべき点 H7N9ウイルスに感染した場合、大体3日~10日で、発熱、咳、呼吸困難、頭痛、筋肉痛、身体のダルさ、下痢、嘔吐の症状が現れ、重症の肺炎になります。 これらの症状の他に、急性呼吸窮迫症候群、横紋筋融解症、急性腎不全、ショック症状を併発します。 死亡した感染者には高齢、慢性的な肺の病気、免疫が落ちている、インフルエンザの薬であるオセルタミビルの投与が遅かったという特徴がありました。 鳥インフルエンザを疑った場合の対応 中国での鳥インフルエンザの流行に伴い、日本では2013年5月2日付の厚生労働省から、38℃以上の発熱または急性呼吸器症状があり、症状や渡航歴、鳥への接触歴などからH7N9ウイルスに感染している疑いがあると判断するよう通知がありました。 疑った場合は保健所へ情報提供を行い、保健所と相談した上で喀痰や咽頭拭い液の検体採取を行うことになりました。 今後、更なる流行や日本国内での流行も考えられますが、人から人へ感染する可能性は低いと考えられています。 対策のためのワクチンの研究も進んでいますが、もし感染が確認されている地域に渡航する場合は成鳥に接触することや成鳥市場への訪問は控え、渡航後に体調の変化が見られる場合は医療機関で渡航内容を伝えてください。 参照:国立感染症研究所 Continue Reading ->

Amazonで新たに第1類医薬品が購入可能に

    日頃からAmazonで買い物をしている方も多いと思いますが、今回新たに「ロキソニン」や「ガスター10」といった第1類医薬品の購入が可能になりました。 市販薬は、要指導医薬品、第1類医薬品、第2類医薬品、第3類医薬品に分けられます。 今回購入可能になった第1類医薬品は、対面でも通信販売でも構いませんが、薬剤師さんの説明が必ず必要です。 Continue Reading ->

ブロックチェーン技術を応用した医療分野への取り組み

  2016年3月にグーグル傘下の人工知能研究部門であるグーグル・ディープマインド社が開発した囲碁の人工知能「アルファ碁」が「世界最強の棋士」といわれる韓国のイ・セドル九段に勝ち越したのは記憶にあたらしいです。 驚異的な学習能力を持ち、自動運転技術など先進分野で大変革を起こすと期待されている人工知能が、医療分野に活用され始めています。 Continue Reading ->

難病指定の脂肪萎縮性糖尿病一亜系の治療に成功

珍しい病気のお話しです。珍しいっていう病気と聞くあまり関係ないのかなと思うかもしれませんが、お話しに付き合ってください。 日本は、約45年前に難病に係る法律を定め、世界で初めて難病(NAN-BYO)を研究対象とした先進国です。 厚生労働省は、「症例が少なく原因不明、治療法が確立しておらず、生活面で長期に支障をきたすおそれがある疾患」を難病に指定し、現在330の難病が指定されています。 そのうちの1つ脂肪萎縮症に関する報告です。 そもそも脂肪萎縮症とは 脂肪萎縮症は先天的あるいは後天的に、脂肪組織が全身あるいは部分的になくなり、萎縮することでさまざまな症状を引きおこす病気です。 思春期以降に糖尿病、脂質異常症、脂肪肝の症状が目立ちはじめ、時間経過とともに腎臓や目の網膜に障害を呈してくることがあります。 皮下注射によるレプチン補充療法が有効な治療法でしたが、高価であること、皮下脂肪がないことによる注射時痛があり、治療継続が困難な場合がありました。 先天性全身性脂肪萎縮症に新たな治療法 4月4日、東北大学病院糖尿病代謝科の今井淳太講師、川名洋平医師、片桐秀樹教授らのグループは先天性全身性脂肪萎縮症に対して、SGLT2阻害薬であるイプラグリフロジンを追加投与したところ、脂肪肝が減少し、糖尿病、インスリン抵抗性が著明に改善したと報告しました。 ナトリウム・グルコース共役輸送体の図 黄色がナトリウム、橙がグルコース photo Continue Reading ->

セロトニントランスポーター遺伝子とうつ病は関係していない

毎朝の満員電車、失敗できない仕事、人間関係など、日々の生活の中でストレスを感じることは多いと思います。 「ストレスを感じると甘いものを食べたくなるのは脳の中のセロトニンが不足するからだ」 と聞いたことがある人も多いかと思いますが、今回、セロトニンとうつ病の関係を大きく見直すことになる研究結果が発表されました。 セロトニントランスポーター遺伝子とうつ病に関係性なし うつ病の患者さんに「選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)」と呼ばれる抗うつ薬を投与すると、うつ病の症状を緩和できることから、これまで多くの研究者たちは「セロトニントランスポーター遺伝子がうつ病の発症リスクと関連している可能性が高い」と考えていました。 しかし、過去10年あまりのデータをワシントン大学医学部の研究者たちが分析したところ、セロトニントランスポーター遺伝子とストレス、うつ病に明確な関係性を認めませんでした。 今回間違いを指摘された論文は、2003年から現在まで4000回以上も引用されています。 この研究論文を引用した「セロトニントランスポーター遺伝子」「ストレスのかかる生活習慣」「うつ病リスクとの関連性」といったテーマの論文が100件以上発表されたことが原因と考えられています。 今後のうつ病の治療に変化が 今回の研究では、これまで考えられてきた「セロトニントランスポーター遺伝子がうつ病と関係している」ということを否定していますが、「ストレスとうつ病は関係していること」「遺伝学がうつ病に関係していること」は分析からも明らかです。 特定のセロトニントランスポーター遺伝子がうつ病と関係ないという研究結果が出されたことで、「うつ病発症に影響を与える可能性のある他の遺伝子や環境に焦点を当てることができるようになる」と考えられています。 参照:Nature Continue Reading ->

記憶の仕組みに新たな発見 海馬から大脳皮質への記憶固定化の経路が一部明らかに

写真はイメージです。 photo by Andreas März 「去年行った隣町の遊園地楽しかったなぁ」 「昨日受けた試験むずかしかったなぁ」 こういった個人が経験した出来事に関する記憶をエピソード記憶といいます。エピソード記憶には、時間や場所、そのときの感情が含まれます。 今回、エピソード記憶はどのように定着していくのか、そのメカニズムの一部(原文英語)が明らかになりました。 エピソード記憶には前頭前皮質と扁桃体の関わりが 赤い部分が海馬 gif Continue Reading ->