68 Aさん(82 歳、女性)は、要支援2である。Aさんの屋内での転倒予防と自立の促進のため、自宅で介護する家族への指導で適切なのはどれか。
- 車椅子での移動とする。
- 移動時にスリッパを使用する。
- 手すりがない場所での歩行を避ける。
- 移動の前に立ちくらみの有無を確認する。
要支援2とは、要介護状態ではないものの、社会的支援が必要な状態です。 排泄や食事はほとんどひとりでできるものの、立ち上がりや片足での立位保持などの動作や、掃除などの日常生活の一部に見守りやサポートが必要です。 バランスの良い食事や規則正しい生活、適切な運動などで、現在の状態の維持または改善を目指します。
車椅子での移動は自立の促進を妨げ、廃用症候群を引き起こす恐れがあります。
スリッパの使用は、転倒のおそれがあり危険です。
手すりがない場所で歩行を避けるのは自立の促進を妨げるので、壁や椅子をつたって歩行します。
起立性低血圧などの場合は、急に立ち上がったりすると立ちくらみやめまいを引き起こしますので、移動の際には十分注意するように心がけます。
よって答えは4になります。
続き
コメント