[ジェルネイルが流行っています]
ネイルというと英語では「つめ」のこと。日本ではネイルといえばマニキュア、ジェルネイル、スカルプチュアなど手や足の爪でおしゃれを楽しむことですね。英語でいうとネール・アートです。
すこし前まではマニキュアが主流。いま、人気があるのはジェルネイルですね。ジェルネイルはネイルをした時の色とツヤを楽しめてはげてしまうこともありません。マニキュアだと色やツヤが長持ちせずにはがれてきますよね。
ジェルネイルは大きく分けるとソフトジェルとハードジェルの2つ。ソフトジェルが主流です。ジェルの使い方でいろいろな呼び名もあります。
街にはネイルリストさんがお店を出しているネイルサロンも見かけます。また、自宅でもできるセルフネイルもあります。若い女性が多いですが、いろいろな年代の女性の方も楽しんでいます。男性でも楽しんでいる方がいますよね。
人気があるジェルネイルですが、爪のトラブルを抱えてしまう方もいるようです。どのようなトラブルがあるのかみていきましょう。
[ネイルのトラブルって何]
その前にジェルネイルのやり方を確認してみましょう。
前準備-プレパレーション 1.爪の長さと形や爪の甘皮を整えます。 2.ジェルの食いつきをよくするためにサンディングをおこない、ネイルの表面を軽く傷つけます。サディングが不要なものもあります。 ジェルの施術 3.カラージェルとの食いつきをよくするためにベース用のクリアジェルを塗って、UVライトかLEDライトを使用して硬化させます。 4.カラージェルで色付けします。UVライトかLEDライトを使用して硬化させます。だいたいは複数回行います。 5.クリアジェルで塗ったジェルをコーティングします。UVライトかLEDライトを使用して硬化させます。これで完成。 6.3週間程度楽しめます。 ジェルを落とす-オフ 7.ジェルの表面を少し削ってリムーバーというオフ専用の薬剤が染み込みやすいようにします。 8.リムーバーをコットンなどで染み込ませて爪の上におき、蒸発しやすいのでアルミフォイルで包んでしばらく放置。 9.ジェルが柔らかくなるのでジェルを取り除きます。 |
ジェルネイルのトラブルってどのようなものなのでしょうか。
○爪が薄くなる
プレパレーションなどで爪をサンディングしすぎる、オフする時に無理にジェルを剥がす、頻繁にジェルの付け替えを行うなどをすると爪の表層が剥がれることや爪が薄くなってしまうことがあります。
爪が薄くなると爪が折れる、割れやすくなる、二枚爪になる、爪を押すと痛みがでるようになります。爪の一部が剥がれてしまう爪甲剥離症になる場合もあります。爪が薄くなってしまったらジェルネイルをやめましょう。爪が生え変わるまで控えてください。
○爪がはがれる爪甲剥離症
爪の先の部分から根元に向かって爪が剥がれてしまった状態です。爪が伸びて白くなった部分が爪の根元に向かって広がったように見えます。爪が完全に剥れてしまうことはありません。
原因は「爪が薄くなってしまう」ことと同じです。爪甲剥離症になったらジェルネイルの使用はやめましょう。
注意したいのは、爪甲剥離症の原因はジェルネイルだけではないことです。他の病気でもおこることがあります。はやめにお医者さんに相談してください。
○爪が緑になるグリーンネイル
「爪のカビ」といわれていますがカビではありません。細菌の一種である緑膿菌が爪で繁殖した状態です。カビと細菌はまったく違うものなので、カビが生えたものではありません。
グリーンネイルになると最初は緑色にうっすら変色する程度です。だんだんと変色部分が広がり緑色が濃くなり、広範囲に非常に濃い黒緑色にまでなってしまいます。
うっすら変色した程度の場合には、まずは洗い流してみましょう。洗い流せた場合には消毒して、様子を見てください。うまく洗い流せない場合、心配なときには専門のお医者さんに相談しにいきましょう。可能なかぎりオフしてから相談しにいってください。
○皮膚炎やアレルギーにも
ジェルネイルで使用するジェルやリムーバーなどは、すべて化学物質で刺激の強いものです。刺激によって赤み、かゆみ、水泡が指にできてしまうことがあります。このような症状がでたらお医者さんに診てもらって下さい。とくに、オフするときにリムーバーに指先をそのままつけるなどは絶対に避けましょう。
[ネイルを楽しむには爪のお手入れはかかさずに]
いろいろとジェルネイルのトラブルについてみてきましたが、日ごろからお手入れや注意をしていればトラブルを避けられます。どのようなお手入れや注意が必要でしょうか。
・セルフジェルをする場合には下準備をしっかりおこなって下さい。できれば信頼できるネイルサロンを見つけて施術してもらうのがベターです。
・とくにセルフジェルの場合にはサンディングのしすぎに気をつけて、オフをした時に十分に剥れない場合には剥れるまでオフしましょう。無理矢理に剥がすと爪を痛めます。
・ジェルに浮き、ヒビ、欠けが出来ていないかチェックしましょう。
・指先の水分をきちんと拭きとりましょう。
・ジェルの交換時期は3週間が目安です。長期間の付けっ放しには気をつけましょう。
・オフした時の爪の状態に注意を払ってください。
・短い期間でのジェルの付け替えは爪を薄くするので注意してください。
・爪をお休みさせる期間をつくりましょう。
爪は健康のバロメーターともいわれています。思わぬ病気が隠れている場合もあります。自分の爪の状態に注意してネイルを楽しんでくださいね。
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