介護福祉士とケアマネージャーの違い

突然ですがみなさんは介護福祉士とケアマネージャーの違いというのはご存じでしょうか?

介護職に携わったことがある人ならばその違いは簡単に答えることが出来るかもしれませんが、そうでない人にとっては全く分らないといった人も多いかもしれません。


写真はイメージです。 photo by photo AC

そこで今回は介護福祉士とケアマネージャーの違いについて説明していきましょう。

・介護福祉士
介護福祉士は国が認めた国家資格となります。3年以上介護業務に従事して、かつ実務者研修というものを受けることでやっと受験資格を得ることができます。

試験の難易度合格率は約5割ほどですので大変なのですが、書店などに介護福祉士対策テキストなども豊富に用意されていますので、試験勉強はかなりし易い部類になるでしょう。

介護福祉士を取得することで得ることが出来る知識は主に介護現場での仕事に活かすことが出来るものとなっていますので、介護の現場で働き続けて行きたいと考えている人であれば取得しておいて損はないと言えるでしょう。


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・ケアマネージャー
ケアマネージャーは都道府県の認定資格です。以前までケアマネージャーの資格は【介護業務に5年以上従事】していれば受験資格を得ることが出来たのですが、2018年以降は【国家資格を取得した状態で介護業務に5年以上従事】する必要となりました。

国家資格は様々なものがありますが、介護士として働く人が取得する主な国家資格といえば介護福祉士でしょう。もしこれから介護現場で働き始めてケアマネージャーを取得しようと考えている方は【介護福祉士を取得する為の実務経験3年】+【介護福祉士の取得】+【介護福祉士取得後の実務経験5年】が必要となりますので、最短でも8年かかる計算になります。

またケアマネージャーの試験難易度は介護福祉士に比べてかなり難しく、その合格率は毎年2割に届かないほどです。

ケアマネージャーの仕事は、介護サービスを受けたいと考えている利用者の家族との面談やこれからどのような介護を受けていきたいかといったケアプランの作成などが主な業務です。

様々な申請や手続きなども行いますので、どちらかというと事務的な作業が多いです。


写真はイメージです。 photo by illust AC

・介護福祉士とケアマネージャーの違いは?
介護福祉士とケアマネージャーの違いを簡単に説明すると、介護福祉士は現場の仕事・ケアマネージャーは事務的な仕事が多いというところでしょう。

似たもののように勘違いされる、この2つですが実際は全く違う職種といっていいかもしれません。また、ケアマネージャーは試験難易度が高いため介護福祉士の上位互換資格のように思われる場合もあるのですが、これも違います。

もちろんどちらも介護に携わる資格というのは間違いないのですが、資格を活かした仕事をしようと考えた場合、その仕事内容は全く違うものになっていますので、もしこれからから介護職に携わってみたいと考えている方はぜひ頭にいれておいたほうがいいかもしれません。

 

 

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