第113回医師国家試験からの出題です。
尿道カテーテル留置の目的で最も適切なのはどれか。
- 尿路感染の予防
- 介護負担の軽減
- 尿蛋白量の測定
- 患者の長期安静保持
- 水腎症を伴う慢性尿閉の治療
尿道カテーテルの留置は、尿路感染の原因になります。
尿道カテーテルの留置が介護負担の軽減になることはありますが、介護負担の軽減が主目的ではなく、最も適切な選択肢ではありません。
尿たんぱく量の測定は、蓄尿や随時尿で行います。
患者さんの長期安静の保持は、廃用症候群や褥創などの原因になるため問題です。尿道カテーテル留置の目的ではありません。
水腎症を伴う慢性尿閉の治療には、尿道カテーテルの留置は良い適応です。
よって答えは5になります。
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