52 老化による身体機能の変化と薬物動態への影響との組合せで正しいのはどれか。
- 血中蛋白の低下ー薬効の減少
- 腎血流量の低下ー薬効の減少
- 肝血流量の低下ー薬効の増大
- 消化機能の低下ー薬効の増大
一般に、高齢者は薬の効きすぎによる副作用が多いので注意が必要です。
薬は、血中蛋白と結合すると薬の作用が止まります。老化により血中蛋白量が減少すると、結合する薬が少なくなり、その分だけ薬の作用が強く現れます。
老化で腎血流量が低下し、腎臓の排泄能力が低下すると薬が体内に多くなり薬効は増大します。
老化で肝血液量が低下し、肝臓の解毒作用が低下力すると薬が体内に多くなり薬効は増大します。
老化で消化機能が低下すると、薬が吸収されづらくなり、薬効は低下します。
よって答えは3になります。
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