80 成人の気管内吸引の方法で適切なのはどれか。
- 実施前に咽頭部の分泌物を吸引する。
- 吸引圧は-40kPa(300mmHg)に調整する。
- 気管チューブと同じ内径のカテーテルを用いる。
- カテーテルの挿入開始から終了まで30秒で行う。
- カテーテルは気管分岐部より深い位置まで挿入する。
気管内吸引の目的は気道の開放性を維持・改善することにより、呼吸仕事量や呼吸困難感を軽減することです。
分泌物が垂れこまないように、まず、咽頭部の分泌物を吸引します。
吸引圧は、-20~25kPa(-150~200mmHg)に合わせます。
気管チューブを通すので、チューブより小さい内径のカテーテルを用います。
吸引時間は10秒以内で、できる限り短い時間で行います。
吸引カテーテルは、気管分岐部直上から1~2cmまでゆっくり進めた後、ねじるように先端を回転させながら引き戻し、吸引後はさっと引き抜きます。
よって答えは1になります。
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