「ドイツ」タグアーカイブ

「笑い」でうつを吹き飛ばしてみよう! ドイツのコメディアンのうつ病に関する取り組み

日本では、毎年3万人以上の人が自殺でなくなっていると報告されています。また、統計にはでてこない多くのひとが、精神疾患をともなう障害になやんでいます。今回は、すこし前の記事になりますが、2017年8月30日のÄrzte Zeitung onlineからドイツのコメディアン達のうつ病への取り組みを紹介します。 フランクフルトのコメディアンであるHenni Nachtsheim氏はうつ病に対する人々の意識を向上させるべく、9月10日の世界自殺予防デーに出席しました(Pete Continue Reading ->

ドイツでの取り組み 肥満対策として消費税の改正を提案

多くの国では、肥満または過体重の割合が増加しており、世界中で問題となっています。肥満は、さまざまな疾患の原因ともなるため、各国で肥満にたいする早急な対応が必要となっています。 写真はイメージです。 photo by photo AC 肥満の推移 「Health Effects of Overweight and Obesity in 195 Countries over 25 Years」によると、1980~2015 年における子どもと大人の過体重・肥満の有病率は、1980年以降に70を超える国々で倍増し、2015年には、子供1億770万人・大人6 Continue Reading ->

ドイツからの報告 頭痛に悩まされる子どもたち とても簡単な予防策とは?

[子どもが頭が痛いと言ったら] 子どもが「頭が痛い」と言ったらどう考えますか。まずは、「熱があるのかな」と考えてしまうのではないでしょうか。また、子どもの頭痛ぐらいと軽く考えたり、逆に、病院で検査しても異常がなかったといったことはないでしょうか。 ここ最近、小児科や脳神経外科などで子どもの頭痛の患者が多くなっています。頭痛を訴える子どもの約9割は「片頭痛や緊張型頭痛」といわれています。10歳以下の子どもの頭痛は少ないのですが、早い子供では小学校入学前から頭痛に悩まされる場合もあります。 調査によると子どもの片頭痛は約7.7%、緊張型頭痛は13.1%になります。12歳までは女子と男子とはほぼ同じですが、12歳をすぎると女子の割合が多くなり、男子の1.5倍以上といわれています。各病院の受診率からみてみると片頭痛が半数以上を占めています。 片頭痛や緊張型頭痛に悩まさられている大人の方も多いと思います。片頭痛や緊張型頭痛は辛いですよね。子どもの片頭痛や緊張型頭痛は、ほぼ、大人の片頭痛や緊張型頭痛と同じ症状です。 頭痛が慢性化すると「慢性連日性頭痛」になることもあり、不登校になる原因の一つといわれています。慢性連日性頭痛は2.2%の子どもにみられます。 このような子供の頭痛について、ドイツのArzteZeitungに「頭痛に悩まされる子どもたち─とても簡単な予防策とは?」という興味深い記事が掲載されました。 [頭痛に悩まされる子どもたち─とても簡単な予防策とは?] -ドイツの子供の頭痛事情は- ドイツでは約60%弱の子どもが頭痛の症状に悩まされています。この中でも女子が占める割合は男子に比べて約1.5倍です。頭痛は年齢に比例して上がっていき、約半数の子どもが頭の痛みとともに疲労感や背中の痛みを訴えています。頭痛を含む症状を引き起こす要因として多いのは運動不足、肥満、家庭内及び学校内でのストレスやいじめなどです。 このような不調の裏には睡眠不足や水分補給不足が隠れていることは珍しくなく、対応を講じることはむずかしいことではないと指摘しています。そのほかにも乳糖を含まない食生活などで改善される場合もあります。 -頭痛の引き金となる要因を特定するには- 小児科医学会議の中で小児科医のStephanie Continue Reading ->

ドイツからの報告「高齢者のインフルエンザリスク」 インフルエンザへの認識が足りない

[高齢者とインフルエンザ] 冬になると流行するインフルエンザ。高い熱、関節痛、倦怠感などでつらいですよね。人によっては軽く済んでしまうことや症状がほとんどでない場合もあります。 インフルエンザの罹患率をみてみると乳幼児や小学生の罹患率が高く、10歳代後半以降から高齢者まではそれほど変わりはありません。 インフルエンザによる死亡率は乳幼児がやや高く、60歳ぐらいから高くなりはじめて高齢者になればなるほど急激に高くなっていきます。日本では死亡者の80%以上が高齢者です。 高齢者がインフルエンザにかかると、典型的なインフルエンザの症状ではなく「微熱、呼吸器症状、元気がない」といった症状がみられることがあるため気が付くのが遅れる、持病を抱える人が多くみられ持病の悪化につながる、肺炎などの合併症を併発して重症に陥るリスクが高いことから十分対応が必要になります。 インフルエンザと高齢者のリスクについて、2017年8月にドイツの「ArzteZeitung」に恐るべき高齢者のインフルエンザリスク Continue Reading ->

WHOのアルコールの政界戦略 アルコール問題-ドイツの現状は 

[世界のアルコール事情] 世界183ヶ国の国民1人当たりの年間アルコール消費量(2016年)のランキングでは、アルコールの消費量が多い国はというとヨーロッパ諸国になります。ベスト10は全てヨーロッパ諸国、ベスト20では19ヶ国、ベスト30まで拡げても26ヶ国がヨーロッパ諸国です。とくに東欧、中欧諸国の消費量の多さが目立ちます。ちなみに、日本は59位、アジアで一番多い国は韓国の35位です。 それぞれの国の文化、歴史、慣習、宗教、アルコールに対する体質、飲まれるお酒の種類などにも影響されるので、それぞれの国を同じラインの上に並べて考えられるものではありません。しかし、アルコール消費量の多い国ではアルコールが原因の犯罪、自殺、健康被害が多く発生しているのが現状です。 [ヨーロッパでの取り組み] このような状況から、53のヨーロッパのWHO加盟国は2011年に「アルコールの有害な使用を減らすための欧州行動計画/2012-2020」を採択しました。 これは2010年にWHOの総会で承認された「アルコールの有害な作用を低減するための世界政略」で示された「10の分野」を受けて作られたものです。 行動計画は10の具体策からなっています。おもに、価格政策、自動車運転者へのアルコール制限、アルコールが購入できる年齢制限や販売制限、アルコールに関するマーケティングへの規制強化などの手段によって問題に取り組んでいこうというものです。 [取組結果が検証された結果] WHOは推奨されている10の具体策が各国でどれほど施行されているかの最初の検証を行いました。 2017年7月に「ArzteZeitung」に検証結果の一部としてアルコール問題におけるドイツの現状が公表されています。 検証の結果、ドイツが多くの分野において平均以下もしくは最下位に位置していることが明らかになりました。 ドイツは10の具体策の中で、 飲酒運転に対する対策分野で30ヶ国中26位、アルコールの違法生産への対策分野で53ヶ国中52位、アルコール問題の啓発分野で29ヶ国中23位、職場内や地域内における予防への取り組み分野においても最下位付近です。アルコールの供給制限分野にいたっては最下位という結果でした。 比較的よかった項目はアルコールの販売活動の制限で30ヶ国中12位、アルコール消費時にもたらされる悪影響の削減で31ヶ国中15位のみでした。 ドイツ非伝染性疾病連合の議長Dietrich Continue Reading ->