軽い脳卒中になったあと5年間での再発リスクが明らかに NEJMから

脳卒中といえば、脳内の血管が狭くなったり、血栓がつまることで、血流が流れなくなることで起こる病気で、病気になった後の生活に著しい影響を与えることがありますね。残存した麻痺はなかなか良くならないこともある一度かかるとなかなか治療の難しい病気です。

今回、NEJMから重大な麻痺などの残らない軽度の脳卒中および一過性の脳虚血発作になった後に、5年以内に再度脳卒中になるリスクを検討した研究が発表されました。

 

今回の研究では、HPサイトの発表にもとづき21の国で約4000人の上記患者さんがどのような経過をたどったかを検討しています。

研究結果では、発症後1年以内に患者さんの6.4%が、発症後2~5年以内にも6.4%の患者さんが、再度脳卒中に罹患していました。

また、5年間の観察期間での死亡率は、10.6%となり、そのうちわけとしては、心臓病、頭蓋内出血などが多くの比率をしめていました。


photo by pixabay

今回の研究で、軽度の脳梗塞でも脳梗塞を再発するリスクが高く、意外なほど死亡率が高いことが明らかになりました。

なかなか再発を予防することの難しい病気ですが、あらためて脳梗塞の再発を予防する内服の継続、水分の摂取、禁煙などが大切になってきますね。

 

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