第107回看護師国家試験午前6番 原始反射はどれか

6 原始反射はどれか。

  1. 手掌把握反射
  2. 視性立ち直り反射
  3. パラシュート反射
  4. Landau〈ランドー〉反射








原始反射とは、新生児期から乳児期早期にかけてのみ認められる反射です。 子供が成長して大人になり、前頭葉が発達する過程で失われていきます。

手掌把握反射は誕生時に見られ、生後5カ月か6カ月まで続きます。この反射は、何らかの物体が乳児の手の平に置かれた時、指が閉じられて把握によって物を掴もうとする反射です。

視性立ち直り反射は、乳児を座らせて左右に傾けると頭を垂直にしようとする反射です。生後6か月後ごろからみられます。

パラシュート反射は、赤ちゃんの両脇を抱えて腹ばいの状態で水平に保ち、赤ちゃんの頭を急に下げると、両手を広げて体を支えようとする反射のことです。生後8~9カ月頃から始まります。

ランド―反射は、腹ばいの状態で水平に保ち、赤ちゃんの頭を挙上させると、体幹と下肢を伸展する反射のことです。生後3か月ごろから出現し、2歳以降に消失します。

よって答えは1になります。


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