循環器内科

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第109回看護師国家試験を解いてみた 問題解説 午前19 直流除細動器の使用目的はどれか

19 直流除細動器の使用目的はどれか。 1.血圧の上昇 2.呼吸の促進 3.洞調律の回復 4.意識レベルの回復 直流除細動器は、一定の高圧直流電流を瞬間的に通電することで心臓全体を同時に収縮させます。心筋の収...
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第109回看護師国家試験を解いてみた 問題解説 午前12 脳塞栓症を生じやすい不整脈はどれか 

12 脳塞栓症を生じやすい不整脈はどれか。 1.心室頻拍 2.心房細動 3.心房性期外収縮 4.完全房室ブロック 心房細動があると、心房内の血流が乱れて滞るため、心房内に血栓ができやすくなります。 血栓が血流にのって脳に運ばれ、脳の血管が...
循環器内科

心房細動と肥満との関連とは

心房細動は、心房内に流れる電気信号の乱れによっておこる不整脈の一種です。歳を重ねるごとに発生率は高くなり、日本においては70万人以上の方が心房細動をもっていると推定されています。 心房細動とは? 心臓は、心臓内でつくられる電気信...
循環器内科

トランスサイレチン型心アミロイドーシスにたいするタファミジス

アミロイドーシスは、線維構造をもつタンパク質アミロイドが、臓器に沈着することにより起こる疾患の総称です。 そのなかで、トランスサイレチン型心アミロイドーシスは、診断後の平均余命が3~5年ともいわれており、有効な治療法の開発が求められ...
循環器内科

インフルエンザと急性心筋梗塞には関係が NEJMの報告から

2018年1月に発表されたNEJMの報告によると、インフルエンザと急性心筋梗塞にはおおきな関係をみとめました。 急性心筋梗塞で入院した364人を対象にインフルエンザの関係性を調査したところ、直近1週間に感染性の呼吸器疾患をもつ人では、そうでない人にくらべておよそ6倍、入院する確率がたかく、インフルエンザB型では10倍にものぼりました。
循環器内科

アメリカで高血圧ガイドラインが変更に 基準値が130/80mmHgに

2017年にアメリカの米国心臓学会(AHA)と米国心臓病学会(ACC)を中心とした11の学術団体は連名で、新たな高血圧ガイドラインを発表しました。 今回の決定で、以前は「高血圧前症」と診断されていた、収縮期血圧130〜139 mmHg、拡張期血圧80~89 mmHgの方たちが、高血圧症に組み込まれることになります。
リハビリテーション科

知っていますか?心臓リハビリテーション

はじめに 我が国の死因第2位が心疾患であることは徐々に浸透し、生活習慣の改善や心疾患の予防が重要視されています。 そんな中、みなさんは心臓リハビリテーションという言葉を聞いたことがあるでしょうか?本記事では、心臓リハビリ...
循環器内科

化膿性汗腺炎は心血管リスクを上昇させる?!

化膿性汗腺炎は、慢性の炎症性皮膚疾患のひとつであり、若年層の女性に多く発症します。しばしば再発を繰り返し、日常生活に支障がでることもある皮膚疾患ですが、心血管疾患との関連も指摘されています。 化膿性汗腺炎と炎症反応 化膿性汗腺炎...
循環器内科

急性心不全にトルバプタンは有効か?!

現在、数種類の利尿薬が承認されており、浮腫がみられる心疾患や肝疾患、腎疾患など、広い分野で使用されています。しかし中には、利尿薬の効果が十分に得られない患者さんもいます。新しい薬の開発と、その効果についての研究がすすめられています。 ...
循環器内科

抗血小板薬2剤併用療法後のアスピリンまたはクロピドグレル単剤服用の比較

現在日本でのおもな死因は、がんに続いて心臓病が2位となっていて、今なお増加傾向にあります。 とくに冠動脈疾患は、心臓病のなかでも患者さんの数が多い疾患です。80万人以上のかたが治療を受けているといわれており、効果的な治療法が必要とされ...
循環器内科

小児期から青年期の胸痛-あまり知られていない「胸の痛み」を引き起こす病気

胸の痛みは心配になりますよね みなさんは、いきなり、胸が痛くなったことありませんか。 頭の中で「心臓や肺の病気なの」と不安になるのではないでしょうか。ましてや、子供が「胸が痛い」というと、お母さんは心配でしょうがないですよね。 ここで、胸が...
循環器内科

冠動脈ステント 生体吸収スキャフォールドと金属ステントの比較

食生活の欧米化や生活様式の変化により狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患の患者数は増加し、現在では80万人以上にのぼると言われています。虚血性心疾患は命に関わる疾患であるため、早めの発見、治療が大切です。 心疾患のステント治療 心...
循環器内科

TAVI-急速に拡がる大動脈弁狭窄症の新しい治療法

心臓は全身に血液を送る働きをしています。心臓には4つの部屋に分かれており、そのうち、全身に血液を送り出しているのが左心室で大動脈に繋がっています。 左心室と大動脈の間には、血液が逆流しないように大動脈弁があります。 ...
循環器内科

静脈血栓塞栓症の長期的治療におけるリバーロキサバンの有効性 アスピリンと比較して

photo by sportEX journals エコノミークラス症候群という言葉は世間に浸透していますが、静脈血栓塞栓症についてはあまり聞いたことがない方もいらっしゃるのではないでしょうか。 エコノミークラス症候群は急性...
循環器内科

血圧と心血管疾患の関連性 適切な血圧は疾患によって異なる

現在、日本における血圧の基準は日本高血圧学会によるガイドラインが基準となっています。 ガイドラインでは、診察室で測定した血圧が140/90mmHg以上、家庭での測定血圧が135/85mmHg以上の場合を高血圧の基準としています...
循環器内科

2017年ミカルディスのジェネリックの発売開始

2017年6月、ミカルディスの後発品である「テルミサルタン」が発売されます。 適応症、用法・用量ともに、先発品との違いはありませんが、各社とも製剤工夫がなされています。 [show_more more="続きを読む" ...
循環器内科

心房細動の脳梗塞予防、8割が不十分

ある日突然、脳梗塞で倒れて身体がうまく動かなくなる、身近にもそういう人を見かけたことがある人も多いでしょう。 脳梗塞は、脳を栄養する血管がつまり、十分な酸素や栄養が届けられなくなる病気です。脳梗塞の原因にはいくつかありますが、...
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