ゴールデンウィークも近くなり海外旅行を計画している人も多いのではないでしょうか。
海外渡航時には感染症に注意が必要です。
海外には日本にはない感染症が
昨年メディアを賑わせたジカ熱を引き起こすジカウイルスやエボラ出血熱流行のニュースは記憶に新しいところです。海外には日本には馴染みの無い感染症が多くあります。
蚊やダニが媒介するものはマラリアやジカウイルス、デング熱などが有名です。
赤道付近のアフリカ、中南米、アジアで認めるジカウイルスは妊婦が感染すると新生児奇形のリスクが高まりますから要注意です。
動物が媒介するものでは狂犬病やエボラ出血熱が代表的です。
日本では根絶している狂犬病には要注意
狂犬病は国内では根絶宣言が出されていますが海外ではまだペットに対する予防接種などが浸透してなく、流行している地域が多くあります。
狂犬病の死亡率をご存じでしょうか?
狂犬病の死亡率はほぼ100%です。そのため発症をいかに防ぐかという事が非常に重要です。
リスなどの野生動物やペットとして飼われていた犬などから感染した報告もありますから、むやみに動物に近づかない方がよいでしょう。
麻疹・風しんのワクチンも忘れずに
麻疹や風疹にも注意が必要です。風疹は妊婦が感染すると出生児に難聴や奇形などのリスクが高まります。
風疹は予防接種で感染を防ぐことが可能ですが、妊婦のころには予防接種を受けられません。
妊婦は勿論、これから妊娠を予定している妊活中の方も渡航先の流行状況などを確認する必要があります。
国内で接種可能な予防接種もありますので渡航先の情報を調べて事前に医療機関で相談しておく事も有効です。
海外の感染症に関する注意情報は厚生労働省のホームページなどでも確認できますから渡航前に事前に確認をしましょう。
参照:厚生労働省
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