第89回看護師国家試験午前の88番 肝硬変で腹水と脳症とがある患者に対して禁忌となるのはどれか

肝硬変で腹水と脳症とがある患者に対して禁忌となるのはどれか。

1.食塩の制限
2.便通の調整
3.高蛋白食の摂取
4.利尿薬の内服

 










第108回看護師国家試験午後の93番「C型肝炎のAさんへの食事指導で適切なのはどれか」の類題にあたりますね。

肝硬変とは、B型・C型肝炎ウイルス感染、多量の飲酒、過栄養、自己免疫などにより、肝障害が徐々に進行して肝臓が硬くなった状態をいいます。

腹水の治療には、食塩等の制限が必要です。

肝性脳症は、体内のアンモニアが影響するため、アンモニアの発生源となる便通に注意します。

腹水、黄疸、肝性脳症などを合併する非代償性肝硬変では、血中アンモニアの上昇や肝性脳症がある場合、その誘因となる蛋白摂取量を0.8~1.0 g/kg/日程度に制限する必要があります。

肝硬変による腹水の調整のために、利尿薬をもちいます。

よって答えは3になります。

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