第113回医師国家試験からの出題です。
病原体と感染予防策の組合せで適切でないのはどれか。
- HIV ー標準予防策
- ヒゼンダニ ー 飛沫予防策
- 麻疹ウイルス ー 空気予防策
- Clostridium difficile ー 接触予防策
- インフルエンザウイルス ー 飛沫予防策
HIVが通常の接触で感染伝播することはないので、HIV自体の感染対策としては、標準予防策で十分です。
ヒゼンダニによる疥癬の拡大防止には、疥癬が疑われる患者に対して手袋や長袖ガウンの着用といった接触予防策を行うことが大切です。
空気予防策は、主に結核、水痘、麻疹感染症の際に必要となります。
Clostridium difficileの対策には手袋着用が重要であり、感染症例には糞便を念頭においた接触予防策を行います。
飛沫予防策は、主にインフルエンザウイルス感染症、マイコプラズマ感染症などの気道感染の際に必要となります。
よって答えは2になります。
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