産婦人科

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第109回看護師国家試験を解いてみた 問題解説 午前106~108 妊娠の対応

Aさん(28歳、初妊婦)は、夫(30歳、会社員)と2人暮らし。妊娠37週0日で妊婦健康診査のため来院した。身長160cm、体重62kg(非妊時体重54kg)。血圧122/74mmHg。Hb12.1g/dL、Ht36%。尿蛋白(-)、尿糖(...
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第109回看護師国家試験を解いてみた 問題解説 午前63 正常に経過している妊娠36週の妊婦が、次に妊婦健康診査を受診する時期として推奨されるのはどれか 

63 正常に経過している妊娠36週の妊婦が、次に妊婦健康診査を受診する時期として推奨されるのはどれか。 4週後3週後2週後1週後 妊娠初期から妊娠23週までは4週間に1回、妊娠24週から妊娠35週までは2週間に1回、妊娠36週...
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第109回看護師国家試験を解いてみた 問題解説 午前62 子宮復古状態を観察する手順で正しいのはどれか 

62 子宮復古状態を観察する手順で正しいのはどれか。 観察は排尿前に行う。褥婦にはFowler(ファウラー)位をとってもらう。褥婦の膝を伸展させて子宮底の高さを測定する。子宮底長は恥骨結合下縁から測定する。 観察は排尿後に行い...
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第109回看護師国家試験を解いてみた 問題解説 午前61 妊娠37週の妊婦の胎児心拍数陣痛図の所見で正常なのはどれか 

61 妊娠37週の妊婦の胎児心拍数陣痛図の所見で正常なのはどれか。 胎児心拍数基線が110~160bpmである。胎児心拍数基線細変動を認めない。一過性頻脈を認めない。一過性徐脈を認める。 胎児心拍数基線とは、10分間のおおよ...
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第109回看護師国家試験を解いてみた 問題解説 午前60 女子の思春期の特徴で正しいのはどれか

60 女子の思春期の特徴で正しいのはどれか。 9歳で初経が発来する。月経開始後に身長の発育が加速する。陰毛が発生した後に乳房の発育が始まる。性腺刺激ホルモン放出ホルモン〈GnRH〉によって月経が開始する。 初経はだいたい10...
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第109回看護師国家試験を解いてみた 問題解説 午前48 手術後に無排卵になるのはどれか

48 手術後に無排卵になるのはどれか。 脳下垂体全摘出術単純子宮摘出術低位前方切除術片側卵巣切除術 排卵は、視床下部、下垂体、卵巣が連動して起こるが、このいずれかに異常が起こることで無排卵となる。 脳下垂体全摘手術を...
生化学

第107回看護師国家試験午前69番 性周期が規則的で健常な成人女性において、着床が起こる時期に血中濃度が最も高くなるホルモンはどれか

69 性周期が規則的で健常な成人女性において、着床が起こる時期に血中濃度が最も高くなるホルモンはどれか。 アルドステロンプロゲステロンエストラジオール黄体形成ホルモン〈LH〉卵胞刺激ホルモン〈FSH〉 卵胞が育って卵胞ホルモン...
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第107回看護師国家試験午前56番 産科外来を初めて受診した妊婦 夫婦ともに外国籍で、日本の在留資格を取得している  この妊婦への説明で正しいのはどれか

56 産科外来を初めて受診した妊婦。夫婦ともに外国籍で、日本の在留資格を取得している。この妊婦への説明で正しいのはどれか。 「母子健康手帳は有料で入手できます」「妊婦健康診査は公費の助成を受けられます」「出生届は外務省に提出します」...
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第107回看護師国家試験午前55番 ルービン,R.による母親役割獲得過程におけるロールプレイはどれか

55 ルービン,R.による母親役割獲得過程におけるロールプレイはどれか。 友人の出産体験を聞く。人形で沐浴の練習をする。購入する育児用品を考える。看護師が行う児の抱き方を見る。 ルービン, R.は、20年にわたる看護実践の中で...
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良性疾患における子宮全摘手術時の付属器切除が死亡リスクに関連している?

子宮や卵巣に病変がある場合、手術が選択されることがあります。 このときに両側付属器も切除することがあります。 しかし、2017年2月のBMJにて「良性疾患を有する閉経前症候群の患者さんの子宮摘出時の卵巣組織の保存と摘出」という報告があるように、良性疾患の場合、卵巣を温存したほうが死亡リスクをさげるという報告もあります。
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母乳育児が子宮内膜症リスクを軽減!母乳育児のメリットについて

赤ちゃんへの授乳方法としては、完全母乳と、母乳とミルクの混合、完全ミルクの3種類がありますが、多くの産院は母乳育児を推奨しています。 写真はイメージです。 photo by photo AC 母乳育児は、愛着形成の促進や免疫...
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relugolixの子宮筋腫にたいする有効性

子宮筋腫は、婦人科系の疾患のなかでも患者数が多く、10万人以上にのぼると言われています。筋腫の大きさや症状によっては経過観察となることもありますが、手術や薬による治療が必要となることもあります。 子宮筋腫とは 子宮筋腫は、平滑筋...
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更年期障害に対するホルモン補充療法は死亡率・死因に影響するのか?

女性なら誰もが経験する更年期ですが、この期間にイライラやほてりなどさまざまな症状で悩む方は少なくありません。症状がひどい場合には、ホルモン剤などを用いた治療が必要となることもあります。 更年期障害とその原因とは 更年期は、閉経前...
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子宮筋腫ってどんな病気?妊娠はできるの?子宮筋腫について詳しく紹介します!

子宮筋腫は子宮にできる良性の腫瘍のことで、近年では4人に1人は子宮筋腫と診断されるとの報告もあります。今や珍しくない病気と言えるでしょう。また腫瘍とは、体の細胞とは違う独立した細胞が増殖したもので、こぶのようなかたまりです。この子宮筋腫は良...
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子宮頸がんに対するベバシズマブ追加の有効性

1年の間に、1万人以上の女性が子宮頸がんを発症し、約2900人の患者さんがそれにより命を落としていると報告されています。早期に発見できれば予後の良いがんですが、進行すると治療が難しくなるため、より有効な治療法をもとめて、研究がすすめられてい...
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妊娠するためのタイミングの取り方は?排卵日じゃないって本当?

妊娠を望んでいる方にとって、いつタイミングをとると妊娠できる確率が高いのか、ということはとても気になることだと思います。そのため、今回は妊娠と関係の深い、排卵日との関係についてお話していこうと思います。   〇妊娠するまでの流れ...
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早期妊娠高血圧腎症に対する予防的アスピリン投与の効果

妊娠高血圧症候群は、妊婦さんだけではなく赤ちゃんにも影響を与え、場合によっては合併症や母児の死亡の原因となります。 発症すると厳重な管理が必要となりますが、発症後の治療法だけではなく、発症リスク低下に効果的な予防法の確立も求められて...
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ナイアシン摂取により先天異常、流産のリスクが減少?!

妊娠・出産は喜ばしいことであり、だれもが無事に元気な赤ちゃんを産みたいと願います。しかし、医療が進歩した現代でも、先天異常をもって産まれる赤ちゃんは全体の約5%存在するといわれています。また、流産も、妊婦さんの約15%が経験すると報告されて...
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BRCA変異陽性転移性乳がんに対するオラパリブの効果

現在日本では、新規に乳がんと診断される患者さんが、年間約9万人います。その中でも、5~10%の患者さんは遺伝的な要因が発症に深く関係しているといわれています。BRCA遺伝子の変異も遺伝性のリスク要因のひとつです。 しかし、変異があるこ...
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BRCA変異陽性進行性卵巣がんに対するオラパリブの有用性

医療技術の進歩により、発症の原因となる特定の遺伝子変異や染色体の異常などを検出できるようになり、検出されたリスク因子に効果的な治療薬の開発がすすんでいます。BRCA遺伝子の変異も、がんの発症、進行に深く関わるリスク因子のひとつであり、BRC...
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