自分にあった聞こえ方を提供してくれるオーダーメイド補聴器


photo by Ike Valdez

私たちは日々、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の五感を駆使して生活しています。突然に五感の何か1つでも失った場合は、生活に大きな支障をきたしてしまうかもしれません。

視力が悪い人は眼鏡をかけることで視力を矯正することができますが、聴力が悪い人は補聴器を使用することで聴力を補うことができます。現在では、自分の耳の形に合った補聴器を作ることも可能です。

自分に合ったオーダーメイド補聴器

補聴器と一言に言っても、耳あな型、耳かけ型、ポケット型、メガネ型、特殊補聴器と様々なタイプのものが販売されています。人間は同じ人が誰一人としていないことと同様に、耳の形や聞こえ方も人それぞれです。

そのため、より自分の聞こえ方を補助し耳の形に合ったもので快適な生活を送れるよう、1984年に販売が開始された補聴器がオーダーメイド補聴器です。

オーダーメイド補聴器を作る場合は、まず耳鼻科で耳の病気の有無を診察してもらいます。その後、補聴器販売店に行き、聴力測定を受け、耳の型を取って作製してもらうという流れが一般的です。

耳の形や聞こえ方を直接プロのスタッフに相談しながら作れるところも、オーダーメイド補聴器の魅力と言えるでしょう。

オーダーメイド補聴器を使っている人の声

補聴器を必要としている人は主に高齢者が多いイメージがありますが、若い年齢層の人や子どもも使っています。

若い女性の使用者の場合、最初は「私の年齢で補聴器なんて…」という思いや「補聴器を使用していることが周囲にわかったら恥ずかしい」という思いから、使用を躊躇することが多いようです。

しかし、実際にオーダーメイド補聴器を使った人の感想では、「小さいから自分から言わない限り補聴器を着けていると気付かれない」「今までより世の中の多くの音を聞くことができるようになって驚いた」という声、「仕事の時や大切な会話の時、一回で聞き取れるようになって快適に感じる」という喜びの声があがっています。

最近のオーダーメイド補聴器は、軽量化、小型化、耳のフィット感の向上に加え、充電が長時間持つように改良され、さらに便利になっています。

オーダーメイド補聴器は、今後も多くの人の耳を快適に補助してくれることでしょう。

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