第108回看護師国家試験午前の26番「三叉神経を求心路として起こるのはどれか」の類題をまとめてみました。
類題1
脳神経とその支配機能の組合せとして適切なのはどれか。
1.動眼神経 ――― 瞳孔の運動
2.三叉神経 ――― 眼瞼の運動
3.顔面神経 ――― 顔面の知覚
4.舌咽神経 ――― 舌の運動
5.副神経 ―――― 咽頭の運動
動眼神経は、瞳孔の運動、眼瞼の運動をつかさどります。
顔面の知覚は、三叉神経がつかさどります。
舌の運動は、舌下神経がつかさどります。
咽頭の運動は、舌咽神経がつかさどります。
よって答えは、1になります。
類題2(第96回看護師国家試験)
脳神経とその障害による症状との組合せで正しいのはどれか。
1.視神経 ─ 複視
2.舌下神経 ─ 舌の偏位
3.動眼神経 ─ 眼球の外転不能
4.三叉神経 ─ 額のしわ寄せ不能
視神経が障害されると視野や視力障害が生じます。複視は外眼筋の麻痺によるものが多いです。
外眼筋は、動眼神経・滑車神経・外転神経の支配になります。
舌下神経は舌筋の運動をつかさどり、麻痺により舌は麻痺側に曲がります。
眼球が外転不能になるのは外転神経の障害です。動眼神経が麻痺すると、眼瞼下垂や眼球が内転不能になります。
額のしわ寄せが不能になるのは、顔面神経が原因となります。
よって答えは2になります。
類題3(第103回看護師国家試験)
脳神経とその機能の組合せで正しいのはどれか。
1.顔面神経 ─ 顔の感覚
2.舌下神経 ─ 舌の運動
3.動眼神経 ─ 眼球の外転
4.三叉神経 ─ 額のしわ寄せ
顔の感覚は三叉神経がつかさどります。
舌の運動は舌下神経がつかさどります。
眼球の外転は外転神経がつかさどります。
額のしわ寄せは顔面神経がつかさどります。
よって答えは2になります。
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