「アルコール依存症」タグアーカイブ

飲酒量低減薬「ナルメフェン」承認申請へ

アルコール依存症は、精神面や身体面、生活面に支障をきたし、周りの人々をも巻き込むため、適切な治療が必要となります。治療は、十分な知識、経験をもつ医師のもと行われ、時に断酒を補助する薬が用いられることもあります。 アルコール依存症の治療 アルコール依存症の患者さんでは、お酒を飲みたいという欲求が強く、自分では抑えられない精神依存と、お酒をやめると手が震える、イライラする、不眠などの身体依存がみられます。 写真はイメージです。 Continue Reading ->

アルコール依存症の4つの特徴<後編>

[アルコール依存症の特徴は] <前編>ではアルコール依存症へのプロセスをみてきました。後編では自分や家族がアルコール依存症かどうかについてのテストからみてみましょう。 このテストは「CAEGテスト」といわれ、質問のキーワードとなる頭文字を取ったものです。 1.飲酒量を減らさなければいけないと思ったことがありますか(Cut down) 2.ほかの人にあなたの飲酒を批判されて腹がたつ、いらだつことがありますか(Annoyed Continue Reading ->

アルコール依存症への道のり<前編>

[アルコール依存症は病気です] アルコール依存症は少し前までは「アルコール中毒」や「アル中」といわれていました。あまり良くないイメージがあるのではないでしょうか。 アルコール依存症は長い間にわたって、習慣的にお酒の飲みすぎを続けていると知らぬ間に進行していく、誰でもなってしまう可能性が病気です。いったんアルコール依存症になると完全に治癒することはありません。 アルコール依存症は意志が弱いからお酒がやめられないといったものではありません。アルコール依存が進行することで自分の意志には関係なくお酒がやめられなくなってしまうのです。 どのようにアルコール依存症になってしまうのでしょうか。 [アルコール依存症へのプロセス] 1.機会飲酒 大学生や社会人になると歓迎会、忘年会、新年会やお正月やクリスマスといった季節のイベント、先輩に誘われる、同僚や友人と飲むといった飲酒をするといった機会が多くなります。これを機会飲酒といいます。 2.習慣飲酒 夕食のときに飲む、ストレス発散するために飲む、酔い心地がから飲むなどから毎日のように習慣的に飲酒を続けてしまう状態になってしまうことです。この段階はアルコール依存症ではありませんが、アルコール依存症への入り口です。 3.耐性が形成される 習慣的にお酒を飲むことを続けていることで、以前と同じ量を摂取しても酔わなくなります。よくいう「お酒に強くなった」状態です。アルコールに対する耐性が形成されてお酒を飲む量が増えていきます。 4.ブラックアウト 深酒してしまった翌日にお酒を飲んでいた時のことが思い出せないことがあります。「記憶が飛んでしまう」ことです。これをブラックアウトといいます。 5.精神的依存 お酒がないと物足りない、お酒がないと気分が落ち着かないといった状態になります。アルコールへの依存性ができてしまった状態です。この状態が進むとお酒ばかりに気が取られるようになっていきます。 6.身体的依存 お酒を飲むことが常態化するとお酒を断ったときに発汗、ふるえ、微熱、悪寒などの離脱症状が起こします。精神的にもおちつかない、イライラするなどの症状がでてきます。 お酒が原因で病気、遅刻、欠勤、不注意、判断ミス、飲酒運転などの問題もおきるようなり、性格が攻撃的になり暴力をふるうこともあります。自分の意志だけで、お酒を断つことはたいへん難しいです。 さらに、進むと離脱症状から逃れるためにむかい酒や隠れて飲む、幻聴や幻覚といった離脱症状もでてきます。四六時中、お酒を飲まずにいられない連続飲酒発作となって仕事もままならず、外出ができないなど完全な依存症状態になっていきます。重篤なアルコール依存症の状態です。 お酒の過剰な摂取は身体的や精神にも多種多様の病気を引き起こします。命に関わる病気とも無縁ではありません。それでもお酒を求めてしまうのがアルコール依存症の怖さです。WHOはお酒が60種類を超える病気の原因であり、200種類以上の病気に関連していると指摘しています。 アルコール依存症の特徴をあらわすスクリーニング・テストがあります。<後編>ではこのテストからみていきます。 Continue Reading ->

インドの村人の心を救ったチェス アルコール依存症、不法賭博の撲滅に成功

写真はイメージです。photo by Nick Kenrick アルコールを適度に摂取することは体にメリットがあると言われています。しかし、過度の摂取は依存症を引き起こす可能性があります。一度依存症になってしまうと、元の生活に戻るまで大変な苦労を要します。 インドのとある村はアルコール依存症や不法賭博が盛んでしたが、一人の男性がチェスを普及させたことで、アルコール依存症や違法ギャンブルに溺れる人がいなくなりました。 チェスを広めた一人の男性 インドの北部、ケララ州の人里離れた森林地帯にマロッティチャルという村があります。 50年ほど前、インドの多くの村ではアルコール依存症や不法賭博がはびこっていました。マロッティチャルでも、少ない人口の多くがアルコール依存症と不法賭博に溺れていました。 そんなマロッティチャルの人々の心を救ったのは、ウニクリシュマンさんという男性です。 ウニクリシュマンさんはマロッティチャル出身ですが、当時、マロッティチャルに程近いカルールという町に住んでいました。彼はここでチェスに出会い、その楽しさに熱中する日々を送っていました。ある日、彼は故郷にアルコール依存症や不法賭博がはびこっているという現実を耳にします。 大切な故郷を悲しい現実から救うため、彼は故郷に帰ることを決意。アルコール依存症や不法賭博に溺れる人々を健全な方法で救うため、チェスをプレイできるティーショップを開きました。 チェスによりアルコール依存症や不法賭博の撲滅に成功 「おそらく、インドの他の村ではチェスを知っている人は多くても50人未満だと思う。しかし、マロッティチャルでは人口6000人に対し、4000人がほぼ毎日チェスをしています。」 マロッティチャルチェス協会会長のジョンさんはこう話します。 ウニクリシュマンさんがマロッティチャルにチェスを持ち込んだことにより、チェスの普及に伴い奇跡的に飲酒やギャンブルは減少していきました。 ウニクリシュマンさんはチェスのメリットとして、集中力を向上させ、文字を構築し、コミュニティーを作成すると話しています。学校ではチェスはシラバスに取り入れられ、子どもたちはスマートフォンのオンラインプレイでチェスを楽しんでいると言います。 ウニクリシュマンさんはチェスに対し、 「チェスは私たちが困難と苦難を克服するのに役立ちます。チェスボード上では女王を取るために戦っています。我々はまた、日常生活の中で苦難を戦っています。」と話しています。 この考え方がマロッティチャルの人々に広く共感を呼び、アルコール依存症や不法賭博から立ち上がる勇気となったのでしょう。今日もチェスはマロッティチャルの人々の心を豊かにしています。 参照:BBC Continue Reading ->