続きです。
16 緑内障患者への投与が禁忌なのはどれか。
- コデイン
- アスピリン
- アトロピン
- フェニトイン
緑内障に禁忌の薬剤にはステロイド薬(原則禁忌) 、抗コリン薬など(抗アレルギー薬、抗不安薬、睡眠薬、かぜ薬、心臓の薬、気管支拡張薬など)があります。
コデインは鎮痛、鎮咳、下痢止めの作用のあるオピオイドです。
アスピリンは、代表的な消炎鎮痛薬のひとつで非ステロイド性抗炎症薬です。
アトロピンは代表的な抗コリン薬です。
フェニトインは抗てんかん薬です。
よって答えは3になります。
17 看護師が行う看護過程で適切なのはどれか。
- 問題解決思考である。
- 医師の指示の下で計画を立てる。
- 看護師の価値に基づいてゴールを設定する。
- アセスメント、計画立案、評価の3段階で構成される。
看護過程とは、独自の知識体系に基づき、ヘルスケア、看護ケアを必要としている対象者に的確にこたえるために、患者さんにとってどのような計画・介入援助が望ましいかを考え、系統的・組織的に行う活動のことです。臨床では看護記録として記載する場合が多い。
アセスメント、診断、計画、介入、評価の5段階からなります。
よって答えは1になります。
類題をまとめてみました。
18 成人のグリセリン浣腸で肛門に挿入するチューブの深さはどれか。
- 2cm
- 5cm
- 12cm
- 15cm
浣腸による直腸損傷を引き起こさないことが肝腎です。肛門管と直腸前壁までの距離をあわせた距離よりも短い5cm程度だと安全にグリセリン浣腸を挿入できます。
肛門管の長さは2.5㎝程度なので、2㎝だと直腸内に安全に到達しません。
よって答えは2になります。
19 右前腕に持続点滴をしている患者の寝衣交換で適切なのはどれか。
- 左袖から脱ぎ、右袖から着る。
- 左袖から脱ぎ、左袖から着る。
- 右袖から脱ぎ、左袖から着る。
- 右袖から脱ぎ、右袖から着る。
片麻痺や点滴など片側に障害があるときは、最初に可動域や動作の制限されていない健側から脱がせ患側から着せます。これは、布の伸縮には限りがあるため、脱ぐときは先に脱ぐ側、着るときは後から着る側の関節を動かさなければ着脱できないからです。
よって答えは1になります。
20 転倒・転落の危険性が高い成人の入院患者に看護師が行う対応で正しいのはどれか。
- 夜間はおむつを使用する。
- 履物はスリッパを使用する。
- 離床センサーの使用は控える。
- 端坐位時に足底が床につくベッドの高さにする。
端坐位のときに足底が床につくベッドの高さにすることで、ベッドからの転倒、転落を防げますね。
よって答えは4になります。
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