21歳の女性。スプーン状爪を認め、眼瞼結膜は貧血様であった。誤っているのはどれか。
- 鉄の欠乏による貧血が考えられる。
- 酸素供給不足の代償作用で脈拍が多い。
- 脾臓の腫大が考えられる。
- 血液検査では小球性低色素性貧血が考えられる。
スプーン状爪では、爪の中央がへこみ、先が反り返ってスプーン状になります。貧血によって薄くなった爪が、外からの圧力に耐え切れずに反り返ります。
スプーン状爪を伴う貧血は鉄欠乏性貧血を疑います。
一般的に貧血では、酸素の供給を代償的に補うために脈拍数が上昇します。
脾臓の腫大を伴うのは、鉄欠乏性貧血ではなく、溶血性貧血などです。
鉄欠乏性貧血は、小球性低色素性貧血です。
よって答えは3になります。
コメント