気のおけない友人と飲み明かす、会社の飲み会で遅くまでなど、お酒を飲む機会が生活のなかに多くありますね。楽しく飲む時間を過ごせても、翌日に控えているのが二日酔いです。
体質的にアルコールが弱い人はもちろんのこと、強い体質の人でも連日のように飲む機会が続くと辛いものですね。
「なにか効くものはないかしら」となりますが、二日酔い効果があるといわれているのが、漢方薬の五苓散（ごれいさん）です。
漢方・五苓散（ごれいさん）とは？
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天然の生薬を組み合わせることで作られる漢方薬、そのなかでも五苓散は利尿作用を促し、体の水分を調節する効果で知られています。
五苓散を構成する生薬
・沢瀉（タクシャ）体の水分調整と利尿作用。
・桂皮（ケイヒ） 解熱や鎮痛、健胃作用の効能。
・茯苓（ブクリョウ） 利尿と鎮静作用のほか、血糖降下など。
・猪苓（チョレイ） 利尿や止渇、消炎作用など。
・蒼朮（ソウジュツ） 健胃や発汗作用など、白朮（ビャクジュツ)とも呼ばれる。
以上5つの生薬の組み合わせで作られています。五苓散の名前の由来は5つの生薬を用いているためともされています。
五苓散の効果
二日酔いになると、喉の渇きやむくみ、尿の出が悪いという症状になりますね。これは体の水分バランスの調整がはたらかないためです。
五苓散は水分調整と利尿作用の効果を持つため、余分な水分と老廃物を排せつし、体の水分バランスを整えます。くわえて、止渇の効果のはたらきにより、喉の渇きも緩和されます。
天然の生薬を用いた五苓散ですが、2日酔いにはとうぜん保険適応外です。また、あくまでも薬ですので、副作用をおこすリスクもあります。注意事項を確認してから内服するようにしてくださいね。
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