小青竜湯 来年の花粉症シーズンには眠くならない漢方薬

近年テレビやCMなどでも漢方について取り上げられることが多くなり、名前くらいなら知っている人もいれば実際に使用したことがある人も多いのではないでしょうか。

漢方とは2種類以上の生薬を組み合わせたもので、植物や貝殻などの自然素材を蒸したり乾燥させて作られたものです。

現在、保険適用の漢方薬は約150種類ととても増えてきています。


写真はイメージです。 photo by mac8739

妊婦さんは風邪をひいてしまっても飲める薬は限られてきてしまいます。病院の先生の判断にもよりますが、漢方薬はお腹の赤ちゃんに直接影響はないと言われているので、処方してもらえることも多くあります。

【小青竜湯の効果】

小青竜湯とは麻黄・甘草・五味子・芍薬・桂皮・半夏・乾姜・細辛の8種類から作られています。体力が中等度またはやや虚弱の方、うすい水様の痰を伴う鼻水が出る方の鼻炎や気管支炎、アレルギーなどに適しています。

一般的に花粉症で処方されるのは抗ヒスタミン薬がほとんどですが、抗ヒスタミン薬には眠くなるという副作用があります。実際に使用して、日中眠くて辛いという思いをしたことがある方も多いのではないでしょうか。

小青竜湯には眠くなる成分が入っていないため、眠気の副作用が辛いという方は、是非一度試してみてはいかかでしょうか。

【副作用と注意点】

漢方薬はいっぱんてきに食前に内服することが多いです。お湯で服用した方が効果が高いとも言われていますが、メーカーによって剤形や服用する量も変わってくるので、それぞれの服用法を守って使用しましょう。


写真はイメージです。 photo by happylism

基本的に漢方薬には重い副作用は、ほとんどないと言われていますが、甘草のように血圧を上げる作用があるものや、人により胃の不快感や食欲不振がみられる場合があります。

きになる症状がみられた場合は、早目に医師に相談して下さい。また、飲み合わせに注意しなければいけないものもありますので事前に医師や薬剤師に相談すると良いでしょう。

 

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