第108回看護師国家試験午後の76番「成人で骨髄が脂肪組織になっているのはどれか」という問題の類題をまとめてみました。
類題1
成人の大腿骨骨幹は黄色骨髄である。○か×か。
20歳頃になると、体温の低い四肢の骨の骨髄は、脂肪組織からなる黄色骨髄に置き換えられ、造血機能をもつ赤色骨髄は、胸骨や骨盤など身体の中心部の骨髄に限られるようになります。
よって答えは○になります。
類題2
赤色骨髄は血球産生の場である。 ○か×か。
骨髄で、造血機能を持つものを赤色髄、造血機能を失い脂肪組織となったものを黄色髄といいます。
よって答えは○です。
類題3
骨のなかの硬い緻密質で血液細胞がつくられる。○か×か。
骨組織には硬い層状構造の緻密質と海綿状構造をした海綿質の2種類があります。
骨の表層は緻密質で被われているが、内部には海綿質があり、空洞になっています。骨内部の空洞の部分を骨髄といい、骨髄のなかの赤色骨髄で血液細胞は作られます。
よって答えは×になります。
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