世の中には様々なアレルギーがあります。
金属アレルギーや食べ物によるアレルギー、花粉症もアレルギー反応の１つです。
アレルギーとは一言で言うと自分を守る自己免疫機序の過剰反応が原因です。みなさんはラテックスアレルギーを聞いた事がありますか？
ラテックスアレルギーとは
ラテックスとはゴム手袋やコンドームなどのゴム製品に含まれています。ゴム製品に接触した皮膚に痒みや蕁麻疹などの症状がでる病気をラテックスアレルギーといいます。
アレルギーでぽつぽつと湿疹がでるくらいなら、かゆみを感じるくらいですみますが、
アレルギー反応が過剰にでてきて、全身に波及するとアナフィラキシーショックになります。アナフィラキシーショックでは症状が、重篤になります。
アナフィラキシーショックがひどくなると
空気のとおり道である気道がむくむことによって呼吸困難を引き起こし、
血管がひろがることによって皮膚が紅潮し、血圧の急激な低下や動悸、下痢などの消化器症状があらわれ、場合によっては命にかかわります。
蕁麻疹だなと油断せず、はやめに医療機関に受診しましょう。
ラテックス・フルーツ症候群
ラテックスアレルギーと似たような名前の病気で、ラテックス・フルーツ症候群という病気があります。
アボカド、栗、バナナ、キウイなどに含まれるタンパク質とラテックスに含まれるタンパク質の構造が似ています。
そのため、ラテックスアレルギーのかたは、上記の果物を食べた際に同様のアレルギーを起こすラテックス・フルーツ症候群のおそれがあります。
ラテックスアレルギーを疑わる方は、一度、自分自身にどのようなアレルギーがあるのか調べておくのは予防策の1つです。
ラテックスアレルギーを認めた際には、ラテックス製品をポリウレタン製品に変え、
ラテックス・フルーツ症候群も考慮して、特定の果物を食べるのを控えるといった対応策が可能になります。
一般社団法人日本アレルギー学会のウェブサイトでは地域ごとの専門医の検索が可能です。
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