10代のタミフル解禁 薬剤料が安いのはタミフル後発品

厚生労働省が、5月に10代の患者さんへの投与の再開する方針を決めました。今回の改訂は、今後の診療にどのような影響を与えるのでしょうか。 タミフルは、2001年の発売以降、内服したこどもがマンションから転落するなどの異常行動を認めたため、2007年からタミフルの添付文書に「10歳以上の未成年の患者では、原則として使用を差し控えること」と記載され、10歳代の患者さんには処方されなくなっていました。 10年間、タミフルが処方されて調査データが集積され、科学的な判断をするに足る十分なエビデンスが得られたということで、今回解禁になりました。 また、タミフルの後発品や新しい作用機序の抗インフルエンザ薬、ゾフルーザ(薬剤料4,789円)も3月に発売になり、そういった状況も関連していると指摘されています。 それでは、いままで10代のインフルエンザ患者にどんなインフルエンザ薬が投与されてきたかというと、1回の吸入ですむイナビルが8割以上を占めていました。 1回の治療にかかるイナビルの薬剤料は4,280円とタミフルの2,830円にくらべて高額であり、また、タミフルの後発品となれば、薬剤料は先発品の半額となります。 タミフル後発品のやすさが、今後は、10歳代のインフルエンザ治療に変化を与えるのか、注目されます。   Continue Reading ->

よくわからない医療費はありませんか~特定疾患療養管理料ってなに?~

お医者さんの受診が終わった後に会計がありますよね。会計が終わると領収書と診察費の明細書を受け取っていませんか。 これは2015年の4月からすべての病院と薬局で患者さんに渡すことが義務付けられたものです(一部の例外があります)。 受け取った診察費の明細書に「特定疾患療養管理料」という項目はありませんか(下の写真で囲みの部分)。高いなと感じたことないでしょうか。 特定疾患療養管理料とは、「厚生労働省の定めた特定疾患について、かかりつけの主治医が治療計画に基づいて療養上必要な服薬、運動、栄養管理、日常生活の注意などの管理や指導を行ったときに生じる医療費」のことをいいます。 よくわかりづらいですよね。特定疾患療養管理料はどのようなものかみていきましょう。 [特定疾患療養管理料ってなに]  最初に、厚生労働省の定めた特定疾患とはなんでしょうか。 ・結核 ・悪性新生物 ・甲状腺障害 ・糖尿病、高脂血症、高血圧性疾患 ・虚血性心疾患、不整脈、心不全、脳血管疾患 ・慢性気管支炎、慢性閉塞性肺疾患、肺気腫、喘息、気管支拡張症 ・胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎及び十二指腸炎、 ・慢性肝疾患、慢性ウイルス肝炎 ・アルコール性慢性膵炎、その他の慢性膵炎 ※比較的知られている疾患のみを記載しています。ほかにも特定疾患に指定されている疾患があります。 これらの疾患に共通していることは、治療期間の長い慢性の経過をたどることが多いということです。 慢性の経過をたどるため、長期の診療を受けることが必要とされる疾患だということもできますよね。 慢性の経過をたどる疾患については、おもに以下のような診療が行われます。 ・患者さんの様子の視診や問診などを行う。 ・定期的に血圧や血液検査などの検査をおこなって病状の経過観察を行う。 ・薬を長期にわたって服用するものことが多いので患者さんの様子に応じた薬を処方する。 ・食生活や日常生活などのアドバイスを行う。 これらの医療行為を患者さんの「管理」を行うと考えます。この「管理」に対する医療行為の評価として設けられているのが「特定疾患療養管理料」です。 注射、手術、外傷治療などのなんらかの処置が行われる具体的な医療行為などと違って、なにを管理や指導しているのかわかりにくいともいわれています。 見方を変えて考えてみましょう。会社の経営や会社の組織などに対して管理、指導、助言などを行う「経営コンサルティング」という職業がありますよね。 同じように、患者さんの健康のコンサルティングをしてくれているのがお医者さんだと考えるとわかりやすいのではないでしょうか。このコンサルティングが「管理」にあたります。 しかし、なんでもかんでも「特定疾患療養管理料」になるということではありません。もう少し、詳しくみてみましょう。 [特定疾患療養管理料のあれこれ] ○特定疾患が主病名であることが前提です。主病名が特定疾患でない場合には算定できません。 ○対象となる疾患は1つだけです。複数の特定疾患があっても対象となるのはどちらか一方の主たる疾病のみです。 ○同じ疾患に対して2ヶ所以上の病院で特定疾患療養管理料を同時に算定することはできません。算定できるのはどちらか一方の病院のみです。 ○特定疾患療養管理料は病院の規模によって算定される点数が異なります。病床数が200以上の病院は対象外です。診療所(クリニック)の点数がもっとも高く設定されています。 ○特定疾患療養管理料は月2回に限り算定されます。たとえば、毎週受診している場合には月の最初2回は算定されますが、月の残り2回は算定されません。 ○初診日または当該医療機関の退院日から1カ月以上経過していない場合は算定されません。それぞれ初診料もしくは入院基本料に含まれます。 ○他院からの検査依頼、電話での再診は算定できません。難病外来指導管理料や心身医学療法などの一部の指導料と同時に算定することもできません。 ○特定の疾患で薬の処方される場合、処方される期間が28日未満で「特定疾患処方管理加算」、28日以上で「特定疾患処方管理長期投薬加算」が加算されます。明細書の投薬欄に記載がされます(一番上の写真で「長期投薬加算」が特定疾患処方管理長期投薬加算の相当します)。 [管理されているかわからないと感じるときには] 同じ病気で長期間通院している方も多いでしょう。「管理なんかされていない」、「様子を聞かれておしまいだよ」などと疑問に感じてしまうことはないでしょうか。 こう考えてはどうでしょう。病状に変化あれば病状に応じた対応をしてくれますよね。心配なことがあるときに相談したことはないですか。 なにかあった時に、かかりつけのお医者さんは患者さんの状態を把握しているはずです。その時に患者さんにあった対応をおこなうためのものであると考えるのはどうでしょうか。 また、長い間通院していると慣れがでてきてしますが、様子を聞かれておしまいならば安心なことだとも考えられますよね。 診察室に入るとこんな症状があったということを忘れてしまうことはありませんか。気になる症状があれば、メモを取っておいて受診時に相談するのもいいかもしれません。 ささいな症状でも、病状の悪化の予兆かもしれません。患者さん側から働きかけも大切なことかもしれませんよね。 ただし、主病となる特定疾患に対して必要な管理もしくは治療が行われていない場合には算定できないという決まりがあります。 たとえば、特定疾患について問診さえもされずに薬の処方もない場合に算定されていたら確認した方がいいでしょう。 領収書や明細書に書いてあることってなんのことだかわからないことも多いですよね。 わからないことや疑問なことがあっても、今後もお医者とのお付き合いを考えてしまうと聞きづらいかもしれません。また、クレームを言っていると思われるのも嫌ですよね。 もし、わからないことや疑問なことがある場合には、シンプルに「これってなんですか」と聞いてみるのがいいのではないでしょうか。   Continue Reading ->

再生医療を用いたパーキンソン病の治験が始まる 新しい治療方法の第一歩になるか

パーキンソン病の症状改善のための新たな治療方法として、京都大学医学部附属病院と京都大学iPS細胞研究所が連携した医師主導治験計画が国に承認され、2018年8月1日より治験患者の選定作業が開始されています。 新たな治療方法とは、「iPS細胞から脳の神経細胞を作ってパーキンソン病患者の脳に移植する再生医療」です。 iPS細胞から作った細胞をヒトに移植する研究が認められたのは、すでに移植が実施された理化学研究所の「滲出型加齢黄斑変性」と準備中の大阪大学の「重症心不全」に続いて3例目になります。 国内でパーキンソン病の患者数は16万人といわれています。厚生労働省の難病指定を受けている進行性の難病です。 iPS細胞を用いてパーキンソン病の治療行う世界初の試みになります。 -徐々にからだの運動機能などを奪っていくパーキンソン病- パーキンソン病は、脳の黒質という部分に異常なタンパク質が蓄積することで情報伝達物質「ドパミン」を出す神経細胞が次第に減少することで発症する疾患です。 ドパミンは、脳内において運動の機能を伝達する働きを担っています。 ドパミンが減ることによって、「ふるえ(安静時振戦)、動作緩慢、筋肉のこわばり、からだのバランスの変化が困難になる」といった運動機能の症状を主として自律神経症状、精神症状などの多彩な症状が起きるようになります。 進行性の疾患のために、症状が進むと介護が必要となるケースも多くみられます。 治療の基本は、ドパミン神経細胞の減少によって少なくなったドパミン自体を薬物を使って補う薬物療法です。脳内に電極を入れて視床下核を刺激する手術療法が行われることがあります。 いずれの治療方法も、ドパミン神経細胞自体の減少を止めることはできず、病状の進行を遅らせるための対処療法です。根本的な治療方法ではありません。 10年以上経過すると、薬物療法で症状のコントロールがむずかしくなっていくことが多くみられます。 このようなパーキンソン病のあらたな治療方法のひとつとして研究が進められてきたのが「iPS細胞を利用した再生医療」です。 -サルを使った動物実験で症状の改善を確認- 2017年8月に、京都大学iPS細胞研究所はパーキンソン病霊長類モデルのサルにヒトiPS細胞由来の「ドパミン神経細胞に分化する前の細胞であるドパミン神経前駆細胞」を移植することによって、成熟したドパミン神経細胞を安定して生着させることに成功したと発表しました。 動物実験の結果では、パーキンソン病の症状が軽減されて動作も活発になり、移植した細胞が安定して生着して十分に機能していることが確認されました。 移植後の経過観察中の2年間において、脳内に腫瘍が形成されていないことも確認されています。 ※iPS細胞移植は遺伝子が変異を引き起こしやすいことが知れています。そのために移植したiPS細胞ががん化してしまう可能性があるといわれています。現在では、技術が進みがん化しやすい細胞を選別するなどの技術が開発されています。 動物実験の結果から、ヒトiPS細胞由来のドパミン神経前駆細胞をパーキンソン病患者に移植する治療法が有効かつ安全である可能性が示されました。 この結果を受けて、京都大学は臨床治験を行うための準備や確認作業に着手、臨床治験が行われ運びになりました。 -どのように臨床治験を行うの- 臨床治験は7名の患者さんに実施される予定です。京都大学付属病院の患者さん1名、残りの6名の患者さんは公募になります(2018年9月末まで)。移植手術後は、2年間の経過観測期間が行われます。 治験患者の選択基準として、薬物治療での症状のコントロールが十分に得られていない、年齢が50才以上70才未満、罹病期間が5年以上などの基準が設けられています。 移植されるiPS細胞は、iPS細胞研究所が健康な人から作って備蓄しているものが使われます。1人の患者さんの移植に、約500万個のドパミン神経前駆細胞へ分化させた細胞が使用されます。 移植手術は、「定位脳手術」という方法で頭部を固定して頭蓋骨に直径12mmの穴を開け、穴から注射針のような器具で細胞を注入する方法でおこなわれます。 拒絶反応を防ぐために免疫抑制剤「タクロリムス」が使用されます。研究チームは、年内に1例の実施を予定しています。 治験の目的は、細胞移植の安全性及び有効性の確認および免疫抑制剤タクロリムスの安全性及び有効性の確認になります。 -期待される効果はなに- 今回の治療で期待される効果は、長期間に渡る運動機能への障害症状に対する軽減もしくは回復です。運動機能以外の症状についての軽減もしくは回復については未知数とされています。 どの程度まで回復するのか、副作用はないのかといった点を慎重に見極めながら実施されます 研究チームは、再生医療としてパーキンソン病の新たな治療方法の確立、保険適用になるところまでを目指しています。 今回の治験は脳という複雑な臓器に対するiPS細胞の応用であることから、iPS細胞を活用した医療の可能性をみきわめる重要なステップとなるともいわれています。 -移植手術のリスクはあるの- 懸念されるリスクは移植したiPS細胞のがん化です。サルを使用した動物実験では確認されていません。 また、移植した細胞になんらかの異常が見られて除去が必要となった場合には患者さんの身体的な負担は大きくなります。 このようなことが起きないように、治験では移植に使う細胞の安全確認は最高のレベルでおこなわれます。 治験の結果は、治験の対象となったすべての患者さんの2年間の経過観察終了後、治験で得られた結果をまとめて公開可能となった段階で公表されます。 パーキンソン病に苦しんでいる方への朗報となるような結果となることを期待して見守っていきたいですよね。あわせて、iPS細胞が今後どのように活用されていくのかも注目されるところですね。   iPS細胞ってなに? わたしたちのからだは、37兆個以上のたくさんの細胞からできていています。 細胞の種類は200種類以上あり、最も基本的な細胞として「体細胞」と「生殖細胞」に分類されます。 わたちたちのからだは、一つの生殖細胞(受精卵)からいろいろな体細胞に「分化」してできています。いろいろな細胞に分化できる能力を「全能性」といいます。 もし、わたしたちの体細胞を分化する前の状態に戻せれば、いろいろな体細胞へ人工的に分化させることも可能になりますよね。この分化させる前の状態に戻したのがiPS細胞です。 以前は、特定の条件下で分化する前の状態に戻ることは知られてはいましたがどのような要因で戻るかはわかっていませんでした。 京都大学の山中教授は、この要因となる遺伝子を発見して体細胞からiPS細胞を作成することに成功しました。この功績からノーベル賞を受賞されています。広く知られている功績ですよね。 iPS細胞は、体のさまざまな細胞に変化する能力がある細胞です。現在は、病気やけがなどで失われた体の働きを人工的に補う再生医療や創薬などのさまざまな研究が世界各国で行われています。     Continue Reading ->

ダイエットに効果があるといわれる漢方薬-防風通聖散- かならず効果があるとは限らない?

皮下脂肪を燃やす、ダイエットに効果があるといわれて話題になっている漢方薬「防風通聖散」。ご存知の方も多いのではないでしょうか。 病院で処方される場合もありますがいろいろなメーカーから市販されています。テレビでCMが流れ、ネットにもいろいろな情報が載っていますよね 防風通聖散はドラッグストアなどで手軽に手にはいりますが、薬の薬効が都合よく解釈されてダイエットに効く「やせ薬」といわれるようになったともいわれています。 漢方薬は、服用する人の体質に合わないと十分な効果が期待できません。防風通聖散も同じです。どのような漢方薬なのかみていきませんか。 [防風通聖散はどのような薬なの] -18種類の生薬が配合されています- 防風通聖散は、18種類もの生薬が配合されています。 それぞれの生薬の成分が、バランスよく配合されていることで効果を発揮します。含まれている生薬をいくつかみてみましょう。 山梔子(サンシシ)、石膏(セッコウ) 体内にこもった熱を冷ます。 防風(ボウフウ)、麻黄(マオウ)、 薄荷(ハッカ)、生姜(ショウガ)、 荊芥(ケイガイ) 老廃物を汗にして排出、新陳代謝を高める、からだのほてりやむくみの解消する。 大黄(ダイオウ)、芒硝(ボウショウ) 大腸に刺激を与えて便通を促す。 連翹(レンギョウ)、滑石(カッキ)、白朮(ビャクジュツ) 腎臓の働きを活発にして余分な水分を排出する。 -効能をまとめてみると- 防風通聖散は、からだの新陳代謝を高めて血の巡りをよくして、余分な老廃物や水分を体外に排出して熱をとります。 また、滋養を高める、消化吸収を促進して胃腸の動きを整える、食欲を抑制する作用もあります。 これらのことから「肥満症、脂肪太りの体質改善」、「肥満に伴う高血圧、便秘、のぼせ、むくみ」などに効果があります。 新陳代謝が活発になることなどから、結果的にダイエットの効果があることにもつながります。しかし、誰にでも防風通聖散が適しているということではありません。 漢方医学において、漢方薬は「証」にあわせて処方されます。証とは、「体格、体質、からだの抵抗力やバランス」などから総合的にひとりひとりのからだの状態をあらわしたものです。 同じ病気でも違う漢方薬が処方されることは珍しくありません。同じ漢方薬でも「証」によって合う合わないがあるからです。 [防風通聖散はどんな人に向いているの] -証からみると「実証」の人向けの漢方薬です- 防風通聖散は漢方薬のなかでも強めの部類の薬です。効能からみて「実証」の人に向いた漢方薬です。実証の人がどのようなタイプかみてみましょう。 体力がある、からだ付きがよい、顔色がよい、声が大きい、肌に張りや弾力がある、食欲がある、胃腸が丈夫、便秘をしやすい、活動的、汗をかきにくい。 実証の逆のタイプを「虚証」といいます。体力がない、胃腸が弱いといった虚証の人には向きません。 -「固太り」の肥満の人に向いています- 肥満といっても大きく分けて「固太り」と「水太り」の2種類があります。防風通聖散は、「固太り」の方に向いた薬になります。「水太り」の方には向いていません。 固太りの人は、体力があって胃腸が強く食欲が旺盛でぽっこりとおなかが出ている実証の人に多いタイプです。内臓脂肪がたまっていて「便秘、のぼせ、高血圧」の傾向があります。 体内に老廃物や熱がこもった状態になりやすく、防風通聖散の薬効でからだにこもったものが排出されやすくなって肥満体質改善が期待できます。 漢方薬は、おだやかに体調を整えていく薬です。肥満に対する効果が現れるのには1ヶ月以上かかるといわれています。 水太りの人は、からだの筋肉量が少なくぽっちゃりしているタイプです。虚弱な体質な人に多く「冷え、だるさ、胃腸が弱い、汗をかきやすい」などの傾向があります。 防風通聖散ではなく、体内の水分の排泄作用やだるさなどやわらげる作用がある「防已黄耆湯(ボウイオウギトウ)」が適しているといわれています。 [注意することはなに] ・スリムな体形な方が、体形維持やよりスリムになろうとして使用するものではありません。あまり効果は期待できずにからだのバランスを崩すことになりかねません。 ・妊婦の人は服用を控えましょう。生薬に含まれる成分が子宮に刺激を与える可能性があります。 ・風邪薬や鎮咳薬などでエフェドリン含有製剤が含まれている薬を使用している人や心臓に疾患のある人は服用に注意が必要です。かかりつけのお医者さんに相談しましょう。 ・ほかの漢方薬との併用は、防風通聖散に含まれる18種類の生薬と重複する可能性があります。病院などで漢方薬が処方される場合には防風通聖散を服用していることを伝えるようにしてくださいね。 -副作用は大丈夫なの?- 防風通聖散の副作用で多くみられるのが「下痢」です。慢性の便秘から下痢になって、その後に回復するようなケースは問題ないとされています。 おなかの調子が改善しない場合には、防風通聖散が体質に合っていないことが考えられます。 そのほかに、鼻炎や咳などの上気道や発疹やかゆみなどの皮膚にアレルギー症状がみられる場合もあります。まれに肝機能障害を起こすことも報告されています。 どのような場合でも、体調がおかしくなった、悪くなった場合には服用を中止してお医者さんを受診してくださいね。 [食生活などの改善も考えましょう] 防風通聖散を服用するだけで、効果がのぞめるといったものではありません。 乱れた生活を送っていては、服用していても効果はほとんど期待できないでしょう。普段の食生活や運動習慣への配慮が必要になります。 日本肥満学会からの報告では、緩やかな食事療法と防風通聖散の併用療法がBMIの改善、血中のコレステロールや中性脂肪の減少に有効であることが示されています。 防風通聖散を服用することをきっかけにして、ご自身の生活も見直してみるものいいかもしれませんね。 防風通聖散は薬です。決められた用量以上に服用したからといって効果が増すものではありません。服用する場合には、用法用量を守って服用してください。   Continue Reading ->

更年期障害って言われたけど・・・その体調不良は「夫源病」かもしれません・・・夫が原因で体調が悪くなる!?

40歳過ぎたころから女性を悩ますのが更年期障害ですよね。20歳代から30歳代でも若年性更年期障害がみられることも指摘されています。 更年期障害の原因は、おもに女性ホルモンの乱れでいろいろな不快な症状が出現します。若年性更年期障害では、生活習慣や環境要因の乱れが関連しているといわれています。 そのからだの不調の原因は、女性ホルモンの乱れや生活習慣などの乱れだけなのでしょうか? ニュースやネットで、「夫源病(ふげんびょう)」という言葉を耳にしたことはありませんか。 夫源病とは、「夫の言動や行動に対する不満、夫の存在そのものが耐えられない」といったストレスによって更年期障害のような症状がでることをいいます。 大阪樟蔭女子大学の石蔵文信教授(現大阪大学人間科学研究科未来共創センター)が、男性の更年期外来で中高年の夫婦の患者さんを診察する中で気付いて命名したものです。 ※「夫源病」は医学用語ではありません。不安症や心身症の一つの要因です。 [夫源病ってどんな病気なの] 最初に、夫源病のセルフチェックからみてみましょう。妻がストレスになりやすい夫の態度や性格をあらわしたものです。普段の夫の行動を振り返ってみてくださいね。 □人前では愛想がいいが、家では不機嫌。 □上から目線で話をする。 □家事に手は出さない(手伝わない)が口は出す。 □妻や子どもを養ってきたという自負が強い Continue Reading ->