第108回看護師国家試験午前の12番 胆汁の作用はどれか 類題をまとめてみた

第108回看護師国家試験午前の12番「 胆汁の作用はどれか」という問題の類題をまとめてみました。


類題1


胆汁について正しいのはどれか。2つ選べ。

1.pHは酸性である。
2.コレステロールを含む。
3.胆囊で産生される。
4.脂肪を乳化させる。
5.成分の大部分は体外に排出される。






胆汁は肝臓で産生されるアルカリ性の液体です。

胆汁中に含まれる胆汁酸は、コレステロール誘導体で、脂肪を乳化させてリパーゼによる消化を促進します。胆汁酸は大部分が小腸から再吸収されます。

よって、答えは2と4です。



類題2(第102回看護師国家試験)


脂肪を乳化するのはどれか。

1. 胆汁酸塩
2. トリプシン
3. ビリルビン
4. リパーゼ





胆汁酸塩には、脂肪と水を混ざりやすくする役割があり、これを乳化といいます。

トリプシンは、膵液に含まれる蛋白質を分解する酵素です。

ビリルビンは胆汁の色素成分で、尿や便の色となります。

リパーゼは、脂肪を分解する消化酵素で、膵液と腸液に含まれます。

よって答えは1になります。




類題3(第107回看護師国家試験)


肝臓の機能で正しいのはどれか。

1. 胆汁の貯蔵
2. 脂肪の吸収
3. ホルモンの代謝
4. 血漿蛋白質の分解






胆汁の貯蔵は、胆嚢の機能です。

脂肪の吸収は、小腸の機能です。

肝臓は、ホルモンの分解に関わります。

肝臓では、血漿蛋白質の合成を行っています。

よって答えは3になります。



胆汁の作用は、看護師国家試験の定番分野なので、しっかり確認しておきましょう。

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