第108回看護師国家試験午前の84番「アセチルコリンで収縮するのはどれか」の類題をまとめてみました。
類題1
副交感神経節後線維の伝達物質はどれか。
- アドレナリン
- ノルアドレナリン
- アセチルコリン
- ヒスタミン
- セロトニン
交感神経、副交感神経とも、神経節におけるシナプス伝達は、アセチルコリンによって行なわれています。
交感神経の節後線維末端からは、ノルアドレナリンが分泌され、副交感神経の節後線維末端からは、アセチルコリンが分泌されます。
よって答えは3になります。
類題2(第99回看護師国家試験)
運動神経の神経伝達物質はどれか。
- ドパミン
- ヒスタミン
- セロトニン
- アドレナリン
- アセチルコリン
運動神経の伝達物質は、アセチルコリンになります。
よって答えは5になります。
類題3(第106回看護師国家試験)
神経伝達物質はどれか。
- アルブミン
- フィブリン
- アセチルコリン
- エリスロポエチン
アルブミンは、血漿タンパク質です。
フィブリンは、血液凝固因子であるフィブリノーゲンからできるタンパク質です。
アセチルコリンは、神経伝達物質です。
エリスロポエチンは、赤血球の産生をうながすホルモンです。
よって答えは3になります。
類題4(第107回看護師国家試験)
神経伝達物質と効果器の組合せで正しいのはどれか。
- γ-アミノ酪酸〈GABA〉― 気管
- アセチルコリン ―――― 瞳孔散大筋
- アドレナリン ――――― 血管
- セロトニン ―――――― 心筋
- ドパミン ――――――― 汗腺
GABAは、脳や脊髄で抑制性伝達物質として働きます。
アセチルコリンは、瞳孔括約筋に作用し縮瞳させます。
アドレナリンは、血管を収縮させる働きがあります。
セロトニンは脳内で働く神経伝達物質です。
ドーパミンは、主に中枢神経系に作用します。
よって答えは、3になります。
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