異性(同性)に好意的な感情を抱くことがない人を無性愛者と指します。
別名「Aセクシュアル」と言い表す事が出来、世界で約1%の方が当てはまると言われています。
人口人数に表せば約7000万です。
写真はイメージです。 photo by photo AC
無性愛者の方は異性を見ても付き合いたい。触れたいと感じることはありません。
好きという気持ちは生まれるものの、それはlikeとして示せる感情です。
友達に対して仲良くしたい。良い人だな。という気持ちこそ芽生えるものの、やはりそれ以上の感情を持つことは無いのです。
【無性愛者の傾向が高い方】
・恋愛関連のドラマ、映画を見ても感情移入する事が出来ない
・交際関係を築いても違和感を感じることの方が多い
・性的欲求が湧かない
・結婚願望が全く無い
・誰かの一番になりたいと思わない
【未成年の場合、無性愛者かまだ判断することは難しい】
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誰かを好きになる。付き合う。という一連の流れは個々のペースで行われていきます。
成熟な方であればもう既に幼稚園に入る年代から、他者に対して好意的な感情を抱きますが、高校生に入って初恋を体験する方も珍しくはありません。
なので10代の頃は様子を見て、成人したのちに無性愛者であるか医師が判断を下す場合が多いです。
また、無性愛者と言われた後に初めて誰かに好意的な感情を抱く場合も勿論考えられます。
「自分は無性愛者」と知らずのうちに自己を縛り付けてしまえば、その後自由な行動は取りにくくなってしまうので、そういう見方もあると安易な考えとして認識していた方が良いでしょう。
【無性愛にも色んな形がある】
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性的欲求はあるけれど、他人に対して一切湧くことがないというケースも見受けられます。
他にも、結婚しているけれど実は無性愛者だという方もいる程です。
自身のセクシュアルが分からず、そのまま流れに身を任せ結婚まで至ったという具合です。
その為、定義に当てはまっているから無性愛、当てはまっていないから無性愛では無いと一概には言えません。
また、世間の目が気になるからとわざと目立たないようにありふれた恋愛を経験していき、自身の本質をひた隠しにしている方も存在します。
「無性愛」というワードや意味を知り「そういう方もいるんだ」と理解を示す方もいれば「あり得ない」と頭ごなしに否定を行う方もいるでしょう。
否定を行う方の中には、自分の目で見たもの感じたものしか信じないというポリシーを得ている方もいるので、その様な意見が口から出てしまうのも考えられます。
異性を好きになる方もいれば、同性にしか好意的な感情を抱かない。そして誰に対しても好きな気持ちを持てない。と様々なセクシュアルを有する方がいます。
寛容的な見方を行える世の中に変わっていけば、より過ごしやすい日々を私達は送ることが出来るでしょう。
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