第109回看護師国家試験を解いてみた 問題解説 午前42 砕石位による手術で起こりやすい合併症はどれか

42 砕石位による手術で起こりやすい合併症はどれか。

  1. 猿手
  2. 尖足
  3. 下垂手
  4. 骨部の褥瘡











猿手は、掌を前に向け腕を前に伸ばした時に、肘の関節が直線より外側に曲がる状態の腕のことをいい、正中神経麻痺で起こります。

尖足とは、ふくらはぎの筋肉からアキレス腱の筋肉に痙縮や拘縮が生じた結果、つま先立ちのような足の形になってしまった変形で、立ったり歩いたりするときに、かかとが床に着かない状態をいいます。砕石位が原因になりえます。

下垂手は、橈骨神経麻痺が原因で、手首の背屈と手指の付け根の関節が伸ばせなくなります。

砕石位では、仙骨部の褥瘡を認めることがあります。

よって答えは2になります。

 

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