第109回看護師国家試験を解いてみた 問題解説 午前49 被験者が図形を描き写す内容が含まれる認知機能の評価はどれか

49 被験者が図形を描き写す内容が含まれる認知機能の評価はどれか。

  1. 認知症高齢者の日常生活自立度判定基準
  2. Mini-Mental State Examination〈MMSE〉
  3. 高齢者の総合機能評価CGA簡易版〈CGA7〉
  4. 改訂長谷川式簡易知能評価スケール〈HDS-R〉











認知症高齢者の日常生活自立度判定基準とは、地域や施設等の現場において、保健師等が何らかの障害を有する高齢者の日常生活自立度を客観的かつ短時に判定することを目的として作成されたものです。

ミニメンタルステート検査とは、認知症の診断用に米国で開発された質問セットです。30点満点の11の質問からなり、見当識、記憶力、計算力、言語的能力、図形的能力などをカバーします。 11番目の質問に、図形を正確に書き写す問題があります。

高齢者の総合機能評価CGA簡易版では、高齢者の状態について、医学的評価だけでなく、生活機能、精神機能、社会・環境の3つの面から総合的に捉えて問題を整理し、評価します。

改訂長谷川式簡易知能評価スケールとは、長谷川和夫先生によって開発された認知症のスクリーニングテストです。30点満点中20点以下だと「認知症疑い」となります。

よって答えは2になります。


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