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スクリーニングと介入は2型糖尿病の発症予防に有効か

2型糖尿病の治療をうけている人は年々増加しており、2014年では316万人以上にのぼります。糖尿病が強く疑われるひとも合わせると950万人ものひとが糖尿病有病者にあてはまるといわれています。糖尿病の増加は日本だけでなく、世界中でも問題となっていて、今では4億人以上の人が糖尿病に罹患していると報告されています。 糖尿病有病者だけではなく、糖尿病になる一歩手前である糖尿病前症の方も多くいると言われており、患者数の増加を食い止めるためにも、糖尿病になる前段階での対応も重要となってきています。 写真はイメージです。 photo Continue Reading ->

早期2型糖尿病患者の動脈硬化に対するリナグリプチンの有用性

写真はイメージです。 photo by Mark Doliner 近年、血管年齢という言葉をよく耳にするようになりました。血管年齢は動脈硬化の進行度合いをしめすものであり、血管年齢が高いほど血管が硬く、脆い血管になっていることを表しています。動脈硬化は生活習慣病や喫煙などにより進行するため、日ごろから予防に努めることが大切です。 動脈硬化をくいとめる 動脈硬化が進行すると、血管の弾力性が無くなり徐々にしなやかさが失われていきます。また、血管の内側にプラークが付着することで血管が狭くなり、血液が上手く流れなくなる場合もあります。このような状態が続くと臓器に負担がかかるようになり、命に関わるような重大な心臓の病気や脳の病気へとつながっていきます。 高脂血症、高血圧、糖尿病などの生活習慣病や喫煙、過度の飲酒が動脈硬化を進行させる原因になることが知られていて、生活習慣の改善や治療は動脈硬化をくい止めるためにも大切です。 糖尿病と動脈硬化 糖尿病と動脈硬化は深い関係があると言われています。血中に糖が増えると、血液がドロドロになり血管を傷つけ、血管障害を引き起こし、糖が血管壁に存在するコラーゲンと結合し、固まることで血管の弾力性が失われることも動脈硬化が進行する原因になると言われています。 糖尿病は主に2つの型に分類され、自分自身の免疫によってインスリンを分泌するβ細胞を破壊し、インスリンの分泌ができなくなる1型糖尿病と、身体がインスリンにうまく反応しない、インスリンの分泌が少なくなる症状がみられる2型糖尿病に分けられます。 2型糖尿病の発症には生活習慣が関わっていることから、生活習慣病のひとつとして考えられています。 それぞれの型で治療は異なり、1型糖尿病ではインスリンを注射して、補充します。2型糖尿病ではインスリンの分泌をうながすSU剤やDPP-4阻害薬、インスリンの効きめをよくするビグアナイド薬など作用機序の違う薬をひとつまたは組み合わせて使います。治療薬は患者さんの血糖状態や体質、生活スタイル、合併症を考えて選びます。 糖尿病薬のさまざまな作用 より患者さんに合った治療薬を選ぶためにも、血糖を下げる作用だけではなく、様々な作用に目を向けることも必要です。 2017年2月に発表された論文「Effect Continue Reading ->

セレノインスリン 体内で長時間作用するインスリンの化学合成に成功

photo by Melissa Johnson 糖尿病患者は年々増加傾向にあり、成人の糖尿病患者は世界に4億人以上いると世界保健機構が発表しています。 現在、Ⅰ型糖尿病の治療にはインスリン注射が必須であり、Ⅱ型糖尿病の患者も症状が酷い場合はインスリン注射を行う必要があります。 患者は一日に数回自身で注射を打たなくてはならず、高頻度の注射に対し「注射痕が残らないのだろうか」や「外出時に注射器を忘れそうで怖い」といった不安の声があがっていることも現状です。 今回、東海大学理学部化学科と東北大学多元物質科学研究所、大阪大学蛋白質研究所の共同グループにより、長時間体内で作用することのできる人工インスリンの研究が行われました。 新規人工インスリンの名前は「セレノインスリン」 インスリンは血糖値を正常に保つホルモンで、糖尿病治療では血糖値を下げるために使われます。 インスリンの人工合成はこれまで様々な研究グループが挑んできましたが、インスリンの特徴的な構造から、いずれも「人工合成されたインスリンは目的の効果はほとんど得られない」と結論付けられてきました。 今回研究者たちは、インスリンの構造内に含まれる硫黄(S)の関係で人工合成されたインスリンは目的の効果が発揮できないと考え、硫黄(S)を反応性に富んだセレン(Se)に置換してみました。 その結果、最大27%純粋な状態でセレノインスリンを合成することに成功したのです。 セレノインスリンの特徴は3つあり、 Continue Reading ->

糖尿病患者さんへのサポート 糖尿病療養指導士・支援士

  2015年の厚生労働省調査で日本の糖尿病患者数が316万6000人と報告がありました。2011年の調査から46万6000人の増加となっています。成人男性の15.5%、成人女性で9.8%が糖尿病です。 東京糖尿病療養指導士と東京糖尿病療養支援士とその違い 国民病と言える糖尿病を防ぎ、患者さんのケアを行う専門職の育成を目的に、今年の3月に東京糖尿病療養指導士(CDE)と東京糖尿病療養支援士(CDS)という資格の認定機構が設立されました。 本機構の目的は、東京及びその近県の糖尿病及び糖尿病予備軍の患者さんにより良い医療、より適切なサポートを行えるように専門知識をもつ人の育成を行います。 すでに日本糖尿病療養指導士認定機構という全国的な団体がありますが、都心の糖尿病患者さんが増えているため、地域に根差した組織となります。 CDEとCDSは対象職種と役割が少し異なります。 CDEは医療専門職を対象とし、臨床において糖尿病患者さんの治療を行うことを目的としています。CDSは介護保険や健康増進を担当する自治体職員から医薬品登録販売者など幅広い人を対象にしています。 今後の糖尿病治療への期待 今回は東京糖尿病療養指導士と支援士についてお話ししました。どちらの資格も東京及びその近県の糖尿病患者さんのケアと糖尿病を予防する目的で設立されています。 糖尿病の患者さんは目がみづらくなったり、腎臓がわるくなったり、手足が痺れたりさまざまな症状に悩まされます。 糖尿病にかんする知識がより多くの人にひろまり、指導・支援する人が増えて多くのひとの助けになることが期待されます。 参照:東京糖尿病療養指導士認定機構 Continue Reading ->

秘密のチームがアップルウォッチ用血糖値センサーを開発中

  美味しいものがたくさんある現代、ついつい味の濃いものや甘いものを食べ過ぎてしまいますよね。 健康診断で血糖値が高いと言われたことのある人もいると思います。 簡単に自分の健康状態が把握できるシステムがあったらほしいものですが、そんなセンサーをアップルの秘密チームが開発しているそうです。 Continue Reading ->