メザニンシニア 元気な高齢者も介護が必要になる可能性がある


写真はイメージです。 photo by Aimee Scott

現代の日本は国民の平均年齢が上がり、高齢化社会と言われています。いつまでも健康で長生きすることを目標にしている人も多いのではないでしょうか。

定年退職後も健康的に楽しく生活している人が多くいる一方、介護を必要としている人も多くいます。今回は、シニア世代を取り巻く現状について紹介します。

アクティブシニアとメザニンシニア

65歳以上の高齢者において、仕事や趣味に意欲的で社会に対してもアクティブに行動できる人たちを「アクティブシニア」、介護を必要とする人たちを「認定シニア」と呼んでいます。

65歳以上の高齢者全体を100%と考えた場合、アクティブシニアは83%、認定シニアは17%と考えられていますが、最近ではアクティブシニアの中に新たな考え方が生まれてきています。

その新たな考え方は、「メザニンシニア」と呼ばれています。

メザニンシニアとは、アクティブシニアではありますが、今後認定シニアになる可能性の高い人たちのことです。

現在、83%のアクティブシニアにうち、メザニンシニアは30から40%いるのではないかと考えられています。

メザニンシニアに対する今後の取り組み

メザニンシニアは今後増加していくのではないかと考えられています。

みずほ銀行ライフケアチームの発表によると、医療費は2012年の39兆円から2025年には62兆円に増大、介護費は2012年の9兆円から2025年には21兆円に増大すると推計されています。

アクティブシニアという考え方はまだ新しいため、アクティブシニアに対する具体的な取り組みや支援などはまだ確立されていません。

社会保障費の抑制、そしてメザニンシニアの健康維持のため、身体的ケアを目的とした製品の開発やサービスの充実など、心身の健康増進や維持に対する早急な対策が求められています。

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