漠然とした不安がいつも心の内にある不安障害とは

もう駄目だと未来に対して悲観したり、特定の要因が見つからないにも関わらず不安がいつまでも心に残るという経験をする機会が多ければ、それは「不安障害」かもしれません。

多かれ少なかれ後ろ向きな事を考えて落ち込む機会は皆経験したことがあるでしょう。

しかし不安障害を患っている方の中には一日の半分、またはそれ以上に心の内にある不安が取れない方も見られる程です。

不安の度合いが大きくなる程、しなくてはならないことが手につかなくなるなど、日常生活にも支障をきたす恐れが考えられます。

 
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【不安障害を引き起こす原因】

 

不安障害を抱えている方は過去にトラウマとも取れる経験を行なってきた方に多く、あらゆる場面でフラッシュバックとして過去の体験が頭をよぎります。

他にも、小さい頃に親と離れた経験を持つなど、寂しい気持ちを強く感じる出来事が身体に刻み込まれた結果として引き起こすケースもあるのです。

加えて元々の資質が真面目、人の目を気にしやすい性格であれば、日々で得た不安な気持ちを自力で解き放つことが難しくなります。

環境、生活も安定していない状況であれば、調和のとれた心を養うことが出来ません。

様々な要素が組み合わさり、湧き出た不安が中々消えない。逆に不安に自身が飲み込まれそうになる感覚を得てしまうのです。

 

【不安障害を改善していく為には】

 

まずはどういう時に不安な気持ちを覚えてしまうのか、自身を振り返る機会を設けることが大切、要因を突き止めることで改善法も編み出していけます。

一人で行うのではなく、カウンセリングを通じて先生と対話を交わし、何に対して不安を感じているのか。それとも全般的に漠然とも言える不安を得てしまっているのか、しっかり整理してみましょう。


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精神を安定させる役割を担っているセロトニンが不足していると見解されれば、状況に応じた薬を医師が処方してくれるので続けて飲み続けることでも回復の兆しが見えます。

直ぐに治したいと焦れば焦る程プレッシャーが掛かり、更に病状を悪化させる原因に繋がるので長い目で見る様なゆったりした面持ちで居続けることが大切です。

 

【不安障害から引き起こされる可能性がある病】

 

・うつ病

・パニック障害

・対人恐怖症

・摂食障害

・睡眠障害

・適応障害

・統合失調症

 

自身一人の力で頑張らなければと焦りを抱くより、周りの人に頼り甘えても良いんだという意識を先ずは持ちましょう。また、途中で逃げ出しても良いと逃げ道を常に作り続けることでも不安に駆られる頻度は徐々に陰りを見せます。

 

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