第108回看護師国家試験を解いてみた 問題解説 午後81~85 アルツハイマー型認知症の患者にみられる実行機能障害はどれか

続きです。

 

 

 

 

 

計画を立てて、順序よく物事をおこなうことができなくなることを実行機能障害といいます。手順通りにできない、自立できないことで日常生活をひとりでできなくなってしまいます。食事の準備ができない・電化製品の使い方がわからないなどがあります。

シャツを前後反対に着る・歯ブラシで髪の毛をとかそうとするのは失行といいます。体を動かせるにもかかわらず、目的を持った行動の方法がわからなくなる状態を失行といいます。

食事中の注意維持が困難になると、食事に対して注意を向け続けることができなくなり、周囲の物音や動く人などに対して気が散ってしまう場合があります。

鏡に映った自分の姿に話しかけるのは失認といいます。体の器官に問題がないにもかかわらず、五感に関係する認知能力が正常に働かなくなる状態をいいます。

よって答えは2になります。

 

 

 

 

脳神経のなかで、動眼神経・顔面神経・舌咽神経・迷走神経の4つが副交感神経を含みます。

副交感神経は、「港区(みなとく)」(Ⅲ:動眼神経・Ⅶ:顔面神経・Ⅹ:迷走神経・Ⅸ:舌咽神経)と覚えます。

よって答えは3、5になります。

 

 

 

 

糖尿病性腎症では、たんぱく質の摂取を制限します。体内の余分なたんぱく質は、尿素などの老廃物となり、腎臓でろ過されて尿から排泄されます。腎臓の機能が低下している人が、たんぱく質を摂り過ぎると、老廃物を排泄するための腎臓の負担が大きくなり、そのことが腎症の進行を早めてしまいます。

たんぱく質の摂取を減らしただけでは、摂取エネルギー量を満たすことができなくなるので、たんぱく質を減らした分は、炭水化物や脂質の比率を増やして補います。

腎症が起きると、からだに塩分が溜まりやすくなり、その結果、血圧が上昇します。高血圧は、腎症の進行を加速させる重大な原因のひとつです。このため、腎症の食事療法では、食塩の摂取も制限します。

また、腎症が進行すると、カリウムが尿中へ排泄されにくく、血液内のカリウム濃度が高くなります。カリウムを摂り過ぎると、頻脈や心不全が起きやすくなるので、摂り過ぎに注意します。

よって答えは2、3になります。

 

 

 

 

アナフィラキシーショックでは、血圧低下、頻脈、呼吸困難、気道粘膜の浮腫、全身の発疹、腹痛、浮腫などを認めます。

アナフィラキシーショックは、重症例では死に至ります。

アナフィラキシーショックは、Ⅰ型アレルギー反応です。

アナフィラキシーショックでは、アドレナリン、副腎皮質ステロイド、抗ヒスタミン薬の投与を行います。

よって答えは2、3になります。

 

 

 

 

前立腺肥大症による排尿障害のために、腎臓から膀胱への尿の流れが妨げられ、水腎症となり、腎不全になることがあります。

前立腺肥大症の外科的治療では、経尿道的前立腺切除術(TUR-P)等がおこなわれます。

直腸診で、前立腺肥大症の場合は、全体がゴムのような硬さで大きく腫れていますが、前立腺がんの場合は、石のように硬いしこりが触れます。

前立腺肥大症の薬物治療では、交感神経α1遮断薬、ホスホジエステラーゼ5(PDE5)阻害薬、抗男性ホルモン薬です。

PSA100ng/ml以上は前立腺がんを疑います。

よって答えは1、2になります。

 

 

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