数ある療法のなかに、色を用いた療法があることをご存知でしょうか。
意識せずに選んだ色は、心の状態をあらわしていて、選んだ人が無意識に訴える言葉といわれています。また、色が人にあたえる効果は古くから知られ、古代ギリシャ・エジプトにおいても活用されていました。
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色彩療法は、選んだ色で心身の状態を読み解き、必要な色を用いることで、自己治癒力や免疫力を向上させるといわれています。
はたらきかける色彩の力
薬やサプリメントを使用することなく、色を用いることで鎮静効果や免疫力の向上が得られるものでしょうか。これには、心身にはたらきかける色彩の力に関係があります。暖色系の赤色は交感神経を刺激し、体温を上昇させ脈拍数を多くさせ、反対に青色などの寒色系は副交感神経に働きかけると言われています。。
これらの特性を使い分けることで、炎症などの緩和や鎮静、免疫力増加に期待ができるといわれています。
広がりをみせる色彩療法
海外の一部の医療現場では有効に活用されている色彩療法も、日本ではまだ一般的ではありません。
実際には医療の世界にとどまらず、スポーツの世界においても採用されています。
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スポーツプレイヤーの能力向上に、色彩療法は次のように貢献しています。
赤は動きを刺激しや瞬発力を、青は静止にはたらきかけ持久力を高めるといわれ、専門家(カラーセラピスト)のアドバイスのもと活用されています。
健康と癒しのために
日本における色彩療法は、医療行為ではありません。
自分が選んだ色の意味や必要とする色彩を知ることは、毎日をより健康的に過ごし、精神的にも癒される効果を得られるかもしれません。
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