少し注意を受けただけで涙がボロボロ止まらなくなる。誰かの発した一言が頭にいつまでも残って仕方ない。
この様な経験を味わったことは無いでしょうか。
人よりも気にしやすい性格、生きにくいと感じる毎日の裏側には、実は持って生まれた資質が関係しているかもしれません。
あてはまるという方は、HSP資質を持ち合わせている場合があります。
写真はイメージです。 photo by photo AC
HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)とは、強い感受性を持つ人々のことを指します。人口の5人に1人があてはまるという報告もあります。
大きな音に縮み上がる程酷く驚き、映画を観れば心に波打つ様な強い感銘を受けます。
また、プレッシャーに弱く誰かの監視下では自身の能力を最大限に発揮することが苦手です。
人と接する中でも、相手の一仕草に目を向かせ「今怒っている」と小さな言動からでも心を読み表します。
他者の気分に振り回されやすく、疲れやすいのも特徴的。誰かと隣に並ぶより一人でいる方が楽という結論にも辿り着きやすいです。
これから先、楽に過ごしていく為には
そんなHSPの資質との向き合い方とは。どういった面に気をつければ良いのでしょうか。
仕事面に関しては、大人数、個々の成長が著しく期待されている会社であるよりも、少人数、自由に働ける職場を選ぶことが大切です。
多くの人に囲まれてしまえば、圧迫され、毎日通うことでさえ苦痛に感じる程です。可能ならば自営業、自身で会社を立ち上げていくなど、比較的縛りが無い方向に向かっていくよう努めるといいかもしれません。
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過ごし方としては、刺激を多用する場所を出来るだけ避ける(遊園地、映画館)そして、自身の性質を事前に理解したうえで、不必要な情報を受け流すテクニックも徐々に身につけていくことです。
予備知識が無ければ、あらゆる状況にいちいち気を取られ、心休まる暇を得ることが出来ません。それでは見えないストレスとして負荷がかかり、疲れが身体に溜まっていく一方です。
「繊細な性格の持ち主」と認識してしまえば、動揺しても不思議なことではないと、落ち着きを取り戻すスピードも比較的早いです。経験を積んでいく事で、前は受け流せなかった物事も、その後スッと軽やかに流し切れます。
まとめ
1、傷つきやすいのは、敏感なHSPの特性を持ち合わせているから
2、職場は少人数、プレッシャーが少ない会社を選んだ方が良い
3、事前に資質をしっかり理解しておくと過ごしやすくなる
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