他者に唾の飲み込み音が聞こえる事を苦手と感じる、唾液恐怖症の実態

周りから自分がどう思われているのか非常に気になるという経験は、皆さんした事があるかと思います。
少しの仕草に対しても、他者から見れば異質に捉えられてしまうのでは無いかと細部にまでこだわりを持つ方もいる程です。

一つの例として唾液恐怖症というものがあります。

唾液恐怖症とは、唾を飲み込む音が他者に聞こえる様を酷く苦手とする症状を指します。
シーンと静まり返った部屋の中で唾を飲み込もうと大きく喉を鳴らしてしまえば特有の音が出るでしょう。

音の鳴る方へと皆の視線を集めてしまう。緊張している事が事実として伝わる。このようなケースを恥ずかしいと深く感じてしまうのです。


写真はイメージです。 photo by photo AC

唾液恐怖症について

他にも唾を飲む行為自体を意識し過ぎてしまい、タイミングが掴めず口の中に唾液が溜まってしまう。という症状も唾液恐怖症の例に当てはまります。

男性であれば女性よりも喉仏が目立ちますので、唾を飲んだ際、目で分かられてしまう事例も、本人としてはネックになりやすいです。

普段は大丈夫だけど、隣に誰かが居る時限定で症状が発してしまう方もいるなど、個人差はありますが皆唾液に関して悩みを抱えています。

人と接する事が好きだったのに、唾液恐怖症を患ってから人といる事が苦痛に感じ、日常生活に悪影響を及ぼすひともいます。
テスト中、会議中など、その場から逃げられない空間。静まり返った雰囲気を出来るだけ避ける様に変化していくなど選択範囲が前よりも狭まります。

唾液恐怖症を改善していく為には

そんな唾液恐怖症を改善する為に、有効的な方法は存在するのでしょうか。

良い兆しを得る為には、まずは唾を飲んでも良い。聞かれても嫌われる事は無い、と前向きな姿勢を取り始める事が大切です。

実際、唾の音は他者の耳に届いていない事が多く、何かに集中していればいるほど気に止めることはありません。唾液を飲むことに関して、肯定的な意見を持つ事が出来れば、次第に飲む回数も減っていきます。

また、飲み込む時のボリュームも小さくなる様に、音に対しての変化を感じることでしょう。

それが難しいという方は、一層の事最初に「こういう癖がある」と打ち明けてしまう術こそ十分な安心感を覚えられます。

相手が把握してくれているという事実が、唾を飲んでも変に思われない。胸をホッとさせる落ち着きへと変わりつつあるのです。


写真はイメージです。 photo by illust-ac

短期戦で良くなろうと焦っても逆効果ですので、長い目で付き合い、飲む音を聞かれても「=失敗した」と解釈を行わない様に気をつけましょう。

 

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