空腹を感じたらお腹の音が鳴る働きは誰でも経験したことがあるでしょう。
生理的な問題なので自身で制御することは難しく、また何も恥じることでは無いのですが、過敏に気にしてしまう方も一定数います。
この様にお腹が鳴ることに酷く恐怖を感じる神経症を、腹鳴恐怖症と言います。
腹鳴恐怖症について
シーンと一言も発していけない場所でこそ聞こえが良いので、お腹の音が鳴らないで欲しいと強く感じやすいです。
ここで音を立ててしまえば視線が集まる。大き過ぎたり、変わったお腹の音であれば笑われてしまう。と無意識のうちに自身にプレッシャーをかけています。
逆にザワザワと周りの音にかき消されてしまう様な場所では安心感も得やすく気も分散させられる為、静かな場所よりもお腹の音が鳴りにくいのが特徴です。
ストレスを抱えている方こそお腹の音が響きやすく、つまり「鳴らないで欲しい」と常に思考でぎゅうぎゅうの方ほど、悪循環に陥り易いのです。
他にも早食いをよく行うなど、食物を摂取する際に空気をよく飲んでしまう方にも当てはまります。
満腹時音が出ないのは、お腹の中に空洞が無いからであって、胃に食物が無くなり空気が見られてしばらくしてから音が出ます。
空気が胃の中で振動した音が耳に届きお腹の音として認識される訳ですが、健康面では至って正常です。
実際、腹鳴恐怖症とはどの様に向き合っていくのが適切でしょうか。
腹鳴恐怖症を改善する為に
「お腹が鳴ってはいけない」という思考を打ち砕いていくことが何よりです。
決して音を立ててはいけないということはなく、むしろ鳴らしても通常の自分を保ち続ければ、誰が鳴らしたか周りからは把握されません。
また、よく耳をすませて他の人も音を出しているか認識してみると、自身だけでは無いと安心することが可能です。
他にも休憩時間に水を飲む、お菓子を食べるなど胃に何か詰め込む方法もおすすめです。
胃が満たされるので必然的に音が鳴る瞬間も減ります。
それでも改善しきれないという場合には、一層のこと今の環境をガラリと変えてみるのが良いでしょう。
動き回る様な騒がしい職種をあえて選ぶのも一つの方法です。
学生であれば席を一番後ろにしてもらえば、個人差はありますが目線が気にならないので腹鳴恐怖症も良い方向へ改善していきます。
無理して我慢し続ける必要は全くなく、より良い毎日を過ごす為にと手を尽くしていきましょう。
時には他者に協力を得るなど、自分一人で頑張り続けなくて良いのです。
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