第108回看護師国家試験午後の21番 中心静脈から投与しなければならないのはどれか 類題をまとめてみた

第108回看護師国家試験午後の21番「中心静脈から投与しなければならないのはどれか」という問題の類題をまとめてみました。


類題1


中心静脈栄養に関する記述である。正しいのはどれか。

1.一日に必要なエネルギー量が確保できる。
2.脂肪乳剤は、中心静脈カテーテルから投与してはいけない。
3.高カロリー輸液剤を急に止めると高血糖になる。
4.大腿静脈へのカテーテル挿入は行ってはいけない。






中心静脈栄養で1日に必要なエネルギーが確保できます。

脂肪乳剤は、中心静脈カテーテルから投与できます。

高カロリー輸液を急に止めると低血糖になります。

鎖骨下静脈、内頚静脈、外頚静脈、大腿静脈から 中心静脈栄養を行います。

よって答えは1になります。



類題2(第100回看護師国家試験)


Aさんに鎖骨下静脈から中心静脈カテーテルを挿入した。その直後、Aさんに呼吸困難が出現した。最も優先される検査はどれか。

1. 胸部CT
2. 心電図〈ECG〉
3. 気管支鏡検査
4. 胸部エックス線撮影






中心静脈カテーテルを鎖骨下静脈から穿刺した場合、肺を間違えて穿刺し、気胸を合併する可能性があります。気胸による肺の虚脱を確認するため、呼吸音を聴取するとともに胸部エックス線撮影を行います。

よって答えは4になります。




類題3(第102回看護師国家試験)


入院中の患者における中心静脈栄養法〈IVH〉の管理で適切なのはどれか。

1.刺入部は毎日消毒する。
2.定期的に血糖値を確認する。
3.カテーテルの刺入部は見えないように覆う。
4.輸液セットはカテーテルを抜去するまで交換しない。






刺入部は滅菌フィルムで見えるように覆うので、毎日消毒する必要はありません。

高濃度の糖分を輸液するので、糖代謝の異常がないか定期的に血糖値を確認します。輸液セットはIVH専用のものを使用し、定期的に交換します。

よって答えは2になります。



中心静脈栄養に関する問題は、看護師国家試験でもよくでる範囲なので、しっかりと確認しておきましょう。

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