第108回看護師国家試験午前の1番 疾病や障害に対する二次予防はどれか 類題をまとめてみた

第108回看護師国家試験午前の1番「疾病や障害に対する二次予防はどれか」の類題をまとめてみました。

類題1(第101回看護師国家試験)

一次予防はどれか。

1.労働者のがん検診
2.精神障害者の作業療法
3.脳卒中患者の理学療法
4.性感染症予防のためのコンドームの使用




病気になる前の健康者に対して、病気の原因と思われるものの除去に努め、病気の発生を防ぐなどの予防措置をとることを1次予防といいます。2次予防とは、病気になった人をできるだけ早く発見し、早期治療を行い、病気の進行を抑え、病気が重篤にならないように努めることをいいます。 3次予防とは、病気が進行した後の、後遺症治療、再発防止、残存機能の回復・維持、リハビリテーション、社会復帰などの対策を立て、実行することをいいます。

病気の早期発見・早期治療は2次予防、リハビリテーションは3次予防になります。つまり、労働者のがん検診は2次予防、精神障害者の作業療法・脳卒中患者の理学療法は3次予防になります。

よって答えは4になります。


類題2(第107回看護師国家試験)

精神保健活動における二次予防に該当するのはどれか。

1.地域の子育てサークルへの支援
2.休職中のうつ病患者への復職支援
3.企業内でのメンタルヘルス講座の開催
4.学校を長期間欠席している児童への家庭訪問




地域の子育てサークルへの支援は精神保健活動に該当しません。

休職中のうつ病患者への復職支援は、3次予防にあたります。

企業内でのメンタルヘルス講座の開催は、1次予防にあたります。

学校を長期間欠席している児童への家庭訪問は2次予防にあたります。

よって答えは4になります。



類題3(第97回薬剤師国家試験)

疾病の二次予防に該当するのはどれか。1つ選べ。

1.健康教室
2.予防接種
3.集団検診
4.在宅機能訓練
5.職場環境の改善




健康教室・予防接種・職場環境の改善は1次予防です。

集団検診は2次予防です。

在宅機能訓練は3次予防です。

よって答えは3になります。


類題4(第101回薬剤師国家試験改題)

疾病の1次予防に該当するのはどれか。2つ選べ。

1.従業員を対象とした特定健康診査・特定保健指導
2.喫煙者を対象とした禁煙教室
3.糖尿病患者を対象とした栄養指導
4.うつ病患者を対象とした社会復帰支援
5.新生児を対象としたタンデムマススクリーニング




従業員を対象とした特定健康診査・特定保健指導は1次及び2次予防になります。

喫煙者を対象とした禁煙教室は1次予防になります。

糖尿病患者を対象とした栄養指導は3次予防になります。

うつ病患者を対象とした社会復帰支援は3次予防になります。

新生児を対象としたタンデムマススクリーニングは2次予防になります。

よって、答えは1と2になります。


類題5(第101回医師国家試験改題)

疾患と一次予防の組合せはどれか。2つ選べ。

1.肺癌 ——— 禁煙
2.花粉症 ——— 脱感作療法
3.脳血管疾患 ——— 減塩
4.ウイルス肝炎 ——— ウイルス治療
5.フェニルケトン尿症 ——— 新生児マススクリーニング




禁煙・減塩は1次予防になります。

脱感作療法・ウイルス治療・新生児マススクリーニングは2次予防になります。

よって答えは1と3になります。


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