理想の家庭を築くには「個々の尊重」が不可欠ともいわれています。「共依存」から離れられない家庭は、家族一人一人が尊重されていない場合もあります。
さまざまなパターンがありますが、親子関係における問題は非常に問題になることが多いです。
写真はイメージです。 photo by photo AC
そもそも「共依存」とは?
自分と相手との関係性において、過剰に依存し合っている状態のことを言います。
有名な事例として、アルコール依存症患者が世話をしてくれるパートナーに依存し、それをケアする相手も無意識のうちに患者自身へ依存してしまうケースが挙げられています。
一見すると、ケアする方ばかりが苦労すると思われますが、自分を犠牲にして世話をすることで「存在価値」を見出し、その関係が持続するとも言われています。
親子共依存の特徴とは?
親子共依存の特徴は、幼少期に子供を親へ依存させてしまうことです。
物理的・精神的に親を必要とする時期に、
「親がいなければ生きられない」という思いを植え付けると、大人になっても親の期待に沿った生き方を選択するようになることがあります。
○○したいよりも”○○しなければならない”とか、
もっとほめられたいからと”○○するんだ”などと、ずっといい子で居ることに存在価値を持つようになります。
ニセモノの愛情に支配されたまま成長すると、自立する機会を失い、ずっと幼少期のまま親を求めるようになるともいわれています。
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親子共依存を克服する方法とは?
親子が共依存関係であった場合、不の連鎖が受け継がれてしまうことがあります。
例え結婚したとしても、自分を依存させてくれる相手を求めてしまうため、それを満たすパートナーを選択しがちです。自分が親にされたことを、知らず知らずのうちに大切なパートナーへ求めてしまいます。
親子共依存を克服するためには、まずは親から離れてみるのも一つの方法です。住む場所を変えるだけでも、本来の自分の気持ちと向き合うきっかけになるはずです。
はじめは親の意思に背くことは「悪」だと罪悪感にかられても、親の言う通りにすることだけが人生ではないことに気付くはずです。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
反抗期がなかった子供は、親子共依存の可能性が高いと言われています。そして子供の人生の舵取りをしてしまう親は、自分の人生に満足できていないことが多いです。
もしどちらか思い当たる節があったら、縛られてきた「自分を」解放させてあげることから始めてみるといいかもしれません。
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