消化器内科

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第109回看護師国家試験を解いてみた 問題解説 午前97~99 急性胆嚢炎の対応

Aさん(81歳、男性)は、妻(73歳)と2人暮らし。自宅でのADLは自立し、認知機能に障害はない。Aさんは食欲不振と腹部不快感、微熱を主訴に受診したところ、急性胆嚢炎と診断され、その日のうちに入院した。Aさんのバイタルサインは、体温37....
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第109回看護師国家試験を解いてみた 問題解説 午前83 食道癌で正しいのはどれか

83 食道癌で正しいのはどれか。2つ選べ。 女性に多い。日本では腺癌が多い。放射線感受性は低い。飲酒は危険因子である。胸部中部食道に好発する。 食道癌と新たに診断される人数は、1年間に10万人あたり17.9人です。 男女別で...
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第90回看護師国家試験午前の55番改題 上部消化管の内視鏡検査の看護で適切なのはどれか

上部消化管の内視鏡検査の看護で適切なのはどれか。 1.検査前24時間は絶食とする。2.内視鏡の先端が咽頭部に達したら嚥下させる。3.検査中は曖気を促す。4.検査終了後、1時間は飲食を控える。 第108回看護師国家試験午前の55...
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今週の医師国家試験 マロリーワイス症候群について知ってますか

最新の医師国家試験から1題取り上げてみます。 (2018年度 A-5) Mallory-Weiss 症候群について正しいのはどれか。 a 自然治癒する。 b 裂創は横走する。 c 病変は壁全層に及ぶ。 d 胃大彎側に好発...
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人工知能を活用して尿から大腸がんを検出 大腸がんの早期発見につながるか?

日本におけるがんの死亡者数をみてみると大腸がんは、肺がんについて2位(女性1位、男性3位)で増加傾向にあります。 大腸がんは早期のうちに治療すると高い確率で根治が望めます。早期発見、早期治療がなによりも重要になります。 大腸がん...
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大腸がんの再発率・死亡率がナッツ類の摂取により低下する?!

大腸がんの患者さんは増加傾向にあり、罹患数・死亡数ともに全がんの中でも上位に入っています。なるべく早期に発見し、適切な治療を受けることが大切となりますが、今回、ナッツ類の摂取が大腸がん(ステージⅢ)患者さんの再発率、死亡率を低下させる可能性...
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口の中の細菌が腸内に住み着くと・・・ クローン病や潰瘍性大腸炎の原因になる可能性があるって

わたしたちの口の中や消化管にはさまざまな細菌が住み着いています。とくに腸内には数百種類以上、50兆個から100兆個以上の細菌が生息していて細菌ごとに集落を形成しています。 その様子から「腸内フローラ(腸内細菌叢)」と呼ばれています。腸...
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新機序の便秘治療薬「エロビキシバット水和物(商品名;グーフィス錠5mg)」とは

便秘症は、女性や高齢者で罹患率が高い疾患で、日本においては約450万人の方が悩まされているといわれています。身近な疾患である便秘症ですが、2018年4月新たな作用機序をもつ治療薬が発売となりました。 便秘のタイプ ヒトの大腸は約...
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早期胃がん切除後のピロリ菌除菌の効果

ピロリ菌は、胃の中に生息し、胃炎や胃潰瘍、胃がんなど、さまざまな疾患との関連が指摘されている細菌です。日本人の約50%弱が感染していると推定されており、とくに、衛生環境が十分に整っていなかったときに幼児期をすごした60代以上の方では感染率が...
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潰瘍性大腸炎の新たな検査試薬 「カルプロテクチン モチダ」

潰瘍性大腸炎については、当サイトでもいくつかの記事を報告していますが、今回は、2017年に保険収載された「便中カルプロテクチン」について紹介します。 まずは、いつもと同じように、潰瘍性大腸炎とはどういう病気かについて確認していきます。
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潰瘍性大腸炎に対する日本初の泡状注腸製剤

潰瘍性大腸炎は、20才前後の若年層に好発する慢性の炎症性腸疾患です。明確な発症原因はいまだ解明されてなく、下痢や腹痛などの症状によりQOLの低下を引き起こすことから、原因の究明と新しい薬の開発がのぞまれています。
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CTコロノグラフィー(大腸3D-CT検査) 大腸検査の実力は?

大腸の検査というと大腸に内視鏡によって検査する内視鏡検査が思い浮かびますよね。受けたことのある方は「検査前に多量の下剤を飲むのがいやだ、検査がつらい、痛い、恥ずかしい」などあまりよい感じがしなかったりことや「大腸の内視鏡は危なくない...
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慢性便秘治療薬としてポリエチレングリコール製剤が承認申請へ

便秘は、身近な疾患であり、子供から大人まで幅広い年齢層で、たくさんの方が経験する症状のひとつです。なかには、長期的な治療が必要となる場合もあり、有用性の高い治療方法がもとめられています。 便秘について 日本では、女性の約5%、男...
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10代~20代に多い虫垂炎とは?虫垂炎になったら必ず手術が必要?

虫垂とは小腸から大腸につながる下の部分に突き出た5~10cmほどの突起物で、ここに炎症がおきたものを虫垂炎とよびます。ではこの虫垂炎の原因は何なのでしょうか?進行による症状や治療などについて詳しくご紹介します。 〇虫垂炎?盲腸...
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高い精度で早期大腸がんの発見が可能となる新たなバイオマーカーとは?

大腸がんの患者さんは年々増加しており、現在では26万人以上におよぶといわれています。がんの中でも、罹患数・死亡数ともに上位に入っている大腸がんですが、早期に発見し、治療を行えば高い確率で治すことができることから、より精度の高い早期大腸がんの...
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リナクロチド 慢性便秘に対する適応追加を申請

便秘は身近な症状であり、多くの方が経験しています。一時的な症状でおさまることもありますが、中には、長期に渡って辛い便秘症状が続く場合もあり、下剤が必要となることもあります。しかし、下剤も、便秘の種類や患者さんによって効果が異なるため、患者さ...
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中等度から重症の潰瘍性大腸炎治療薬ベドリズマブの承認申請

潰瘍性大腸炎は、年々患者数が増加しており、現在、日本では約17万人の患者さんが罹患していると推定されています。20代の若年層に多く発症がみられ、下痢や腹痛などによりQOLにも影響をおよぼすことから、効果的な治療法がもとめられています。 ...
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胃のなかに光を 世界で初めての胃カメラ開発秘話

胃カメラの検査を受けたことがある方も多いと思います。胃カメラの正式な名前は「上部消化管内視鏡」です。胃カメラという名前が定着したのは、開発された歴史に関係があります。 みなさんは、「世界最初の胃カメラ」の開発に成功したのは日本...
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大腸がん検診による早期発見・早期治療が未来をかえる?

大腸がんに罹患してしまう原因として、肥満・運動不足・食生活の欧米化などがあると言われています。年々患者数は増加していて、男性では、約11人に1人、女性では、14人に1人が、大腸がんと診断されています。 また、がんによる死因では、男性は...
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コールドポリペクトミー 大腸ポリープの新しい切除方法が広がってます

日本では、近年、大腸がんが増加しています。はっきりとした原因はわかっていませんが、食生活、喫煙、運動不足などの生活習慣やストレスなど関係すると言われています。 大腸がんは、大腸ポリープからがんが発生するものと直接粘膜からがんが...
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