神経内科

看護

第109回看護師国家試験を解いてみた 問題解説 午前118~120 脳梗塞の対応

Aさん(75歳、女性)は、脂質異常症と高血圧症で通院中で、定期受診のため、外来待合室で順番を待っていた。Aさんは、待合室の雑誌を取ろうと立ち上がり、歩こうとしたところ、右足が思うように動かず引きずって歩いた。外来看護師が声をかけると、Aさ...
看護

第109回看護師国家試験を解いてみた 問題解説 午前100~102 血管性認知症の対応

Aさん(80歳、男性)は、(妻80歳)と2人暮らし。血管性認知症でパーキンソニズムがみられる。認知症高齢者の日常生活自立度判定基準ランクⅡb、要介護2。普段は妻がAさんの身の回りの世話をしているが、妻が入院したため短期入所療養介護のサービ...
看護

第109回看護師国家試験を解いてみた 問題解説 午前66 Aさんにみられている状態はどれか

66 Aさん(25歳、男性)統合失調症と診断された。抗精神病薬の内服を開始した2日後、Aさんはそわそわして落ち着かず「足がムズムズする」と歩き回るようになった。Aさんにみられている状態はどれか。 アカシジアジストニアジスキネジアミオ...
看護

第109回看護師国家試験を解いてみた 問題解説 午前53 軽度認知障害で正しいのはどれか

53 軽度認知障害で正しいのはどれか。 一過性の障害である。実行機能障害がある。物忘れを自覚している。日常生活動作〈ADL〉が障害される。 軽度認知障害は、認知症の一歩手前の状態で、MCI(Mild Cognitive Im...
看護

第109回看護師国家試験を解いてみた 問題解説 午前49 被験者が図形を描き写す内容が含まれる認知機能の評価はどれか

49 被験者が図形を描き写す内容が含まれる認知機能の評価はどれか。 認知症高齢者の日常生活自立度判定基準Mini-Mental State Examination〈MMSE〉高齢者の総合機能評価CGA簡易版〈CGA7〉改訂長谷川式...
看護

第109回看護師国家試験を解いてみた 問題解説 午前28 脳梗塞を最も早期に検出できる画像検査はどれか

28 脳梗塞を最も早期に検出できる画像検査はどれか。 シンチグラフィ 磁気共鳴画像(MRI) 磁気共鳴血管画像(MRA) コンピュータ断層撮影(CT) MRIの「拡散強調画像」という撮り方で、脳梗塞の新しい病巣が非常に早い時期からわか...
看護

第109回看護師国家試験予想問題 副交感神経を含むのはどれか 3つ選べ

第113回医師国家試験からの出題です。 副交感神経を含むのはどれか。3つ選べ。 動眼神経三叉神経顔面神経迷走神経舌下神経 第108回午後の82番の類題ですね。 脳神経のなかで、動眼神経・顔面神経・舌咽神経・迷走神...
看護

第107回看護師国家試験午前71番 胸腺腫に合併する疾患で多くみられるのはどれか

71 胸腺腫に合併する疾患で多くみられるのはどれか。 Parkinson〈パーキンソン〉病筋ジストロフィー重症筋無力症多発性硬化症多発性筋炎 胸腺腫には、種々の自己免疫性疾患が合併することが知られています。頻度の高...
看護

第107回看護師国家試験午前61番 Aさん(83歳、男性)は、脳梗塞の後遺症で右片麻痺があり、在宅療養中である Aさんの口腔ケアについて、介護者への指導で適切なのはどれか

61 Aさん(83歳、男性)は、脳梗塞の後遺症で右片麻痺があり、在宅療養中である。嚥下障害のため胃瘻を造設している。義歯を装着しているが、自分の歯が数本残っている。Aさんの口腔ケアについて、介護者への指導で適切なのはどれか。 義歯を...
看護

第107回看護師国家試験午前49番 Aさん(66歳、男性)は、Lewy〈レビー〉小体型認知症である 入所当日の夜間の対応で適切なのはどれか

49 Aさん(66歳、男性)は、Lewy〈レビー〉小体型認知症であるが、日常生活動作〈ADL〉は自立している。介護老人保健施設の短期入所〈ショートステイ〉を初めて利用することとなった。施設の看護師は、同居している家族から「以前、入院したと...
看護

第107回看護師国家試験午前20番 左片麻痺のある患者の介助で最も適切なのはどれか

20 患者をベッドから車椅子へ移乗介助するときの車椅子の配置を図に示す。左片麻痺のある患者の介助で最も適切なのはどれか。 左片麻痺があるので、健側の右側に車椅子を置きます。 肘掛けにつかまりやすい...
iPS

再生医療を用いたパーキンソン病の治験が始まる 新しい治療方法の第一歩になるか

パーキンソン病の症状改善のための新たな治療方法として、京都大学医学部附属病院と京都大学iPS細胞研究所が連携した医師主導治験計画が国に承認され、2018年8月1日より治験患者の選定作業が開始されています。 新たな治療方法とは、「iPS...
神経内科

ビタミンCの摂取は認知機能の低下リスクを軽減する?!

高齢化にともない認知症の患者数は急増しており、現在では65歳以上の約15%が罹患していると言われています。社会問題ともなっている認知症ですが、今回、血中のビタミンC濃度が高いと認知機能低下のリスクが軽減する可能性が報告されました。 ...
神経内科

脳の難治性疾患のひとつアレキサンダー病 病気の進行に関する原因が明らかに

厚生労働症の難病指定されている治療法が確立されていない難病のひとつであるアレキサンダー病。非常にまれな病気で日本での患者数50人前後といわれています。 理化学研究所は2018年2月にマウスを使った実験でアレキサンダー病の進行が...
神経内科

二次進行型多発性硬化症にたいするsiponimodの有効性

多発性硬化症は、さまざまな神経症状をしめす慢性の神経疾患です。患者さんは、世界に約250万人いると推定されており、日本では1万3千人を超え、年々増加傾向にあるといわれています。 多発性硬化症とは 多発性硬化症は、脳や視神経、脊髄...
新薬

後期発症脊髄性筋萎縮症のあらたな治療法について NEJMからの報告

脊髄性筋萎縮症という病気は、その名前の通り、脊髄にある運動に関係する細胞が変化することで、じょじょに筋肉が弱くなっていく病気です。 今回の論文では、生後6か月後以降に発症したタイプの脊髄性筋萎縮症にヌシネルセン(商品名;スピンラザ)の髄注をおこなうことで、運動機能の改善を認めたと報告しています。
神経内科

開発が進められているパーキンソン病のオフ症状治療薬アポモルヒネの舌下投与フィルム製剤とは

アポモルヒネを含有する舌下投与のフィルム製剤を舌下投与することで、投与が簡便になり、患者さんや介護者の負担を減らすことが期待されています。 オフ症状を伴う成人のパーキンソン患者さんを対象とした臨床試験では、
神経内科

慢性片頭痛にたいするフレマネズマブの予防効果

慢性片頭痛は、1ヶ月の中で15日以上に頭痛がみとめられ、そのうち8日以上で片頭痛が存在する病気で、非常に生活支障度が高く、治療が困難となっています。 現在、新たな片頭痛の予防治療薬として、開発がすすめられているのが、カルシトニン遺伝子関連ペプチド(Calcitonin Gene-related Peptide;CGRP)に対するモノクローナル抗体です。
神経内科

アミロイドベータの産生を低下させる3種の既存薬を同定

認知症は、日常生活に支障をきたす記憶力の低下や思考能力の低下など、さまざまな症状をともなう脳の疾患であり、65歳以上の方の約7人に1人が罹患しているといわれています。今後、高齢化がすすむにつれて、患者数はさらに増加することが予想されており、...
神経内科

脊髄性筋萎縮症の新しい治療薬「ヌシネルセン(商品名;スピンラザ)」

脊髄性筋萎縮症は、筋萎縮や進行性の筋力低下を特徴とする常染色体劣性遺伝病です。乳幼児から小児期に発症することが多く、罹患率は10万人あたり1~2人といわれています。 いまだ根本的な治療は確立されておらず、新しい治療法の開発がすすめられ...
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