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脳細胞を再生するサンバイオ社の細胞治療薬SB623 慢性期脳梗塞や外傷性脳損傷などの後遺症に新たな光へ

再生細胞医薬品を開発するバイオベンチャー企業である「サンバイオ株式会社」の株価が急騰しました。10月には3000円台で推移していた株価が、11月に入って上がり始め、11月8日には一時上場以来の高値となる7550円となりました。 サイ...
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新しい脂質異常症の治療薬「パルモディア」 併用できなかった薬と併用が可能に

健康診断や人間ドックなどでコレステロールや中性脂肪が高いといわれたことはないでしょうか。コレステロールや中性脂肪が高い状態を「脂質異常症」といいます。 脂質異常症(文末ミニコラム参照)は、以前は「高脂血症」といわれていました。厚生労働...
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「そーせいグループ」が認知症の治療薬の臨床試験中断を発表 認知症の新たな治療薬の今後は?

2018年9月18日に創薬ベンチャーの企業「そーせいグループ」は、ライセンスパートナーである大手製薬会社アラガン社とともに臨床試験を進めてきた「ムスカリンM1受容体作動薬HTL0018318(開発コード)」について、サルを使った長期毒性試験...
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ラクオリア創薬の「テゴプラザン」が導出された韓国で承認 第2のP-CAB薬になるか

ラクオリア創薬株式会社が開発した「テゴプラザン」の導出を受けた韓国のCJヘルスケア社が、「逆流性食道炎」及び「非びらん性胃食道逆流症」の治療薬として2018年7月に韓国食品医薬品安全処(MFDS)の認可を得たとの発表がありました。 テゴプ...
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ファブリー病にたいする新たな経口治療薬 ミガーラスタット塩酸塩(商品名;ガラフォルドカプセル123mg)

ファブリー病は、国が難病指定しているライソゾーム病に分類される疾患であり、細胞内ライソゾーム(リソソーム)の酵素の欠損、活性低下により発症する先天性の代謝異常症です。治療法には、対症療法や酵素補充療法がありますが、今回、新しく経口投与可能な...
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世界に先駆け承認された結節性硬化症にともなう皮膚病変治療薬 ラパリムスゲル0.2%

結節性硬化症は、全身のさまざまな部位に腫瘍性病変を生じる遺伝性の疾患です。難病に指定されており、1万人に1人の割合で患者さんがいると推定されています。 結節性硬化症とは 結節性硬化症は、脳や腎臓、肺、皮膚、心臓など全身のさまざま...
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開発が進んでいる新たなオレキシン受容体拮抗薬「レンボレキサント」

良質な睡眠は、ヒトの健康に重要となります。しかしながら、日本人の40%前後は睡眠の質に満足していないという調査結果が出ており、約20%は慢性的な不眠に悩んでいるといわれています。 写真はイメージです。 photo by illus...
新薬

ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬「エサキセレノン」 承認申請へ

高血圧は、30歳以上の日本人男性の約60%、女性の約45%が罹患していると推定されているほど、ありふれた疾患です。脳卒中や、心臓病、腎臓病などさまざまな疾患の重大な危険因子となるため、適切な治療を受け、血圧をコントロールすることが大切です。...
医薬品

タミフルと何が違う?新しいインフルエンザ治療薬ゾフルーザとは

インフルエンザの治療薬というと、内服薬では「タミフル」吸入薬では「リレンザ」「イナビル」があります。そして先月、新たなインフルエンザ治療薬が国の承認を受けました。それがシオノギ製薬が開発した新薬、ゾフルーザです。
新薬

後期発症脊髄性筋萎縮症のあらたな治療法について NEJMからの報告

脊髄性筋萎縮症という病気は、その名前の通り、脊髄にある運動に関係する細胞が変化することで、じょじょに筋肉が弱くなっていく病気です。 今回の論文では、生後6か月後以降に発症したタイプの脊髄性筋萎縮症にヌシネルセン(商品名;スピンラザ)の髄注をおこなうことで、運動機能の改善を認めたと報告しています。
呼吸器内科

多剤耐性結核にたいする新規抗結核薬 ベダキリンフマル酸塩(商品名;サチュロ錠100mg)

結核の治療は、適切な薬を継続して服用することが大切となります。自己判断による服用中断や、不適切な治療は、耐性菌を発現させる原因となるため注意が必要です。 近年では、多剤耐性結核菌や超多剤耐性結核菌が確認されており、世界中で問題となっています。
新薬

新たな爪白癬治療薬 ホスラブコナゾール L-リシンエタノール付加物(商品名;ネイリンカプセル100mg)

爪白癬(爪水虫)は、カビの一種である白癬菌が皮膚から爪の中へ侵入することで発症します。日本人の10人に1人が爪白癬に罹患しているといわれるほどありふれた疾患です。 2018年1月、20年ぶりとなる経口爪白癬治療薬「ホスラブコナゾール L-リシンエタノール付加物(商品名;ネイリンカプセル100mg)」の製造販売が承認されました。
新薬

統合失調症の新機序薬 ブレクスピプラゾール(商品名;レキサルティ)

2018年1月、新たな機序の抗精神病薬として製造販売承認されたのが、ブレクスピプラゾール(商品名;レキサルティ錠1mg、2mg)です。「統合失調症」に適応をもち、用法・用量は「通常、成人にはブレクスピプラゾールとして1日1回1mgから投与を開始した後、4日以上の間隔をあけて増量し、1日1回2mgを経口投与する」となっています。
新薬

既存の治療では効果不十分なアトピー性皮膚炎に対する生物学的製剤 デュピルマブ(商品名;デュピクセント)

アトピー性皮膚炎は、発疹やかゆみなどをともなう慢性の炎症性皮膚疾患です。患者数は年々増加傾向にあり、症状が重いと睡眠障害や抑うつ症状などがあらわれ、QOLの低下をまねくこともあります。 外用薬のみで症状がコントロールできる患者さんが多くいる一方で、適切な外用薬による治療を継続しても十分な効果が得られない患者さんもいます。このような患者さんに対する治療の選択肢は限られていて、新しい治療薬の開発がのぞまれています。 2018年1月に製造販売が承認されたのが、デュピルマブ(商品名;デュピクセント皮下注300mgシリンジ)です。
感染症科

CDIの再発を抑制する新薬「ベズロトクスマブ(商品名;ジーンプラバ)」

クロストリジウム・ディフィシル感染症(Clostridium difficile infection;CDI)は、おもに入院中にみられる感染症のひとつです。軽度の下痢症状でとどまる場合もありますが、重篤の場合には命に関わることもあり、適切な...
新薬

飲酒量低減薬「ナルメフェン」承認申請へ

アルコール依存症は、精神面や身体面、生活面に支障をきたし、周りの人々をも巻き込むため、適切な治療が必要となります。治療は、十分な知識、経験をもつ医師のもと行われ、時に断酒を補助する薬が用いられることもあります。 アルコール依存症の治療...
新薬

免疫チェックポイント治療薬 抗PD-1抗体ペムブロリズマブの一部治験中止

日本での死因第一位がガンであるように、医療が発展している現在でも、世界中でガンにより命をおとす方は大勢いらっしゃいます。そのため、ガンに対する効果的な薬が求められていて、開発が進められています。 免疫チェックポイント治療薬とは ...
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