消化器内科

潰瘍性大腸炎の新たな検査試薬 「カルプロテクチン モチダ」

潰瘍性大腸炎については、当サイトでもいくつかの記事を報告していますが、今回は、2017年に保険収載された「便中カルプロテクチン」について紹介します。 まずは、いつもと同じように、潰瘍性大腸炎とはどういう病気かについて確認していきます。
感染症科

疑わなければ診断は難しい ペットとの接触情報が重要なパスツレラ症

突然ですが、みなさんはペットを飼っていますか? 現代では、2人以上の世帯では、半分近くの人がなんかしらのペットを飼育しているといわれ、3万年前の石器時代の遺跡にもホラアナグマの飼育跡がみられていますが、そんな愛着のあるペットも医療の世界では、重要な感染源であることが知られています。 人獣共通感染症、人畜共通感染症やズーノーシスという言葉で知られていますが、当サイトでも以前、アニサキスのズーノーシスについて取りあげています。今回は、年々症例数が増えているパスツレラ症についてとりあげます。
消化器内科

潰瘍性大腸炎に対する日本初の泡状注腸製剤

潰瘍性大腸炎は、20才前後の若年層に好発する慢性の炎症性腸疾患です。明確な発症原因はいまだ解明されてなく、下痢や腹痛などの症状によりQOLの低下を引き起こすことから、原因の究明と新しい薬の開発がのぞまれています。
心理学

アドラー心理学 過去と他人は変えられないけど未来と自分は変えられる

突然ですが、心理学の3大巨頭といわれれば、誰だかご存じですか。夢や無意識の解析でよく知られたフロイト。 個人の無意識では説明できない、民族や人類の「集合的無意識」に着目したユング。 フロイト、ユングの名前まではでてきても次の名前はなかなか挙がらないかもしれません。今回の記事では、3人目のアドラーについて取り上げてみます。
歯科診療

口もとを骨格から美しく!外科的矯正治療とは

「歯科矯正」と聞くと、口の中にワイヤーを入れてガタガタした歯並びを治す治療方法だとイメージする人が多いでしょう。 実は、歯科矯正で治せるのは歯並びだけではありません。「外科的矯正治療」を行えば、顎の骨を適正な形に修正することができ、美しく整った口元を手に入れるための幅がぐっと広がります。
歯科診療

インプラントをあきらめるのには早すぎる!? サイナスリフトとソケットリフト

上の顎にインプラントをしようと骨の厚みや幅を調べると、骨が薄くて難しいと判断されることも珍しくありません。 それでも、インプラントをあきらめるのは早すぎです。実は、上顎骨の厚みや幅を増してインプラントを可能とする方法が開発されています。それが、サイナスリフトとソケットリフトと呼ばれる方法です。
膠原病科

IgG4関連疾患 全身のいろいろなところが腫れる!?

「IgG4関連疾患」は2001年に日本人によって初めて報告され、2003年にIgG4関連全身性疾患として提唱された比較的新しい疾患の概念です。2011年に日本で「IgG4関連疾患包括診断基準」が提唱されました。国際的にも「IgG4-related disease(IgG4関連疾患)」の名称が認められています。
神経内科

慢性片頭痛にたいするフレマネズマブの予防効果

慢性片頭痛は、1ヶ月の中で15日以上に頭痛がみとめられ、そのうち8日以上で片頭痛が存在する病気で、非常に生活支障度が高く、治療が困難となっています。 現在、新たな片頭痛の予防治療薬として、開発がすすめられているのが、カルシトニン遺伝子関連ペプチド(Calcitonin Gene-related Peptide;CGRP)に対するモノクローナル抗体です。
産婦人科

良性疾患における子宮全摘手術時の付属器切除が死亡リスクに関連している?

子宮や卵巣に病変がある場合、手術が選択されることがあります。 このときに両側付属器も切除することがあります。 しかし、2017年2月のBMJにて「良性疾患を有する閉経前症候群の患者さんの子宮摘出時の卵巣組織の保存と摘出」という報告があるように、良性疾患の場合、卵巣を温存したほうが死亡リスクをさげるという報告もあります。
代謝・内分泌内科

ドイツでの取り組み 肥満対策として消費税の改正を提案

ドイツでは、今日まで健康的な食生活が世間に浸透していないのは、食料品の価格設定が原因であると指摘されています。 このことをうけて、ドイツの専門家たちは消費税システムの改正を提案しています。
予防医学

普通のたばこよりも安全?!新型たばこの危険性

皆さんは新型たばこを試したことはありますか? 特にアイコスは人気が高く、発売の際には品薄で手に入り辛い状況でした。従来のたばこよりも安全でクリーンなイメージのある新型たばこ。 果たして従来のたばこよりも本当に安全なのでしょうか。...
リハビリテーション科

知っていますか?心臓リハビリテーション

はじめに 我が国の死因第2位が心疾患であることは徐々に浸透し、生活習慣の改善や心疾患の予防が重要視されています。 そんな中、みなさんは心臓リハビリテーションという言葉を聞いたことがあるでしょうか?本記事では、心臓リハビリ...
産婦人科

母乳育児が子宮内膜症リスクを軽減!母乳育児のメリットについて

赤ちゃんへの授乳方法としては、完全母乳と、母乳とミルクの混合、完全ミルクの3種類がありますが、多くの産院は母乳育児を推奨しています。 写真はイメージです。 photo by photo AC 母乳育児は、愛着形成の促進や免疫...
消化器内科

CTコロノグラフィー(大腸3D-CT検査) 大腸検査の実力は?

大腸の検査というと大腸に内視鏡によって検査する内視鏡検査が思い浮かびますよね。受けたことのある方は「検査前に多量の下剤を飲むのがいやだ、検査がつらい、痛い、恥ずかしい」などあまりよい感じがしなかったりことや「大腸の内視鏡は危なくない...
介護

人生の先輩 高齢者の子供返り

皆さんは高齢者の子供返りという言葉を聞いたことがありますか? 昔はしっかりしていたおじいちゃんおばあちゃん、でも長生きして歳をとるにつれて子供のようになっていく。ということなのですが、介護施設で長年働いていると子供返りをものすごく感じることがあります。実際に子供返りとはどういったことかを今回は説明していきます。
消化器内科

慢性便秘治療薬としてポリエチレングリコール製剤が承認申請へ

便秘は、身近な疾患であり、子供から大人まで幅広い年齢層で、たくさんの方が経験する症状のひとつです。なかには、長期的な治療が必要となる場合もあり、有用性の高い治療方法がもとめられています。 便秘について 日本では、女性の約5%、男...
神経内科

アミロイドベータの産生を低下させる3種の既存薬を同定

認知症は、日常生活に支障をきたす記憶力の低下や思考能力の低下など、さまざまな症状をともなう脳の疾患であり、65歳以上の方の約7人に1人が罹患しているといわれています。今後、高齢化がすすむにつれて、患者数はさらに増加することが予想されており、...
介護

介護福祉士とケアマネージャーの違い

突然ですがみなさんは介護福祉士とケアマネージャーの違いというのはご存じでしょうか? 介護職に携わったことがある人ならばその違いは簡単に答えることが出来るかもしれませんが、そうでない人にとっては全く分らないといった人も多いかもしれません...
感染症科

インフルエンザに伴う異常行動は治療薬が原因? インフルエンザ治療薬について

毎年様々な型のインフルエンザが流行していますが、過去にインフルエンザに罹患したことがあるという方も多いのではないでしょうか。 インフルエンザウィルス photo by wikipedia 一般的にインフルエンザに罹患すると、...
整形外科

スマホやマウスも原因になり得る「手首の腱鞘炎」について

「手が疲れてきたけど作業を続けないと…」そういった場面は日常生活でもそれほど珍しくはありません。 しかし「放っておいたら大変なことになった」 そうなりがちな症状が「手首の腱鞘炎」です。 たった今、パソコンやスマホをご覧になってい...
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