皮膚科

京都大学発「新しい人工皮膚が製造承認へ」 糖尿病性潰瘍、やけどなどの治りにくい傷の治療に効果

わたしたちがけがなどして皮膚に傷ができるとしばらくすると自然に傷が元に戻りますよね。 これは皮膚の自然治癒力による再生機能が働くからです。医学的に「創傷治癒機転」といいます。ふだんはあまり意識しないことですがわたしたちのからだを守るた...
アレルギー疾患

抗菌薬使用によりアレルギー疾患の発症リスクが上がる?!〜2歳までの抗菌薬使用歴と5歳時でのアレルギー疾患有病率との関連〜

日本人の約2人に1人は、なんらかのアレルギー疾患に罹患していると推定されており、患者数は年々増加傾向にあります。さまざまな因子がアレルギーの発症に関わっていると考えられていますが、今回、生後2歳までに抗菌薬使用歴があると、5歳時までにアレル...
呼吸器内科

スピオルトレスピマットとスピリーバレスピマットの比較〜呼吸機能や運動能力への効果〜

COPD(慢性閉塞性肺疾患)は、喫煙者に多い肺の炎症性疾患であり、男性の死亡原因の第8位にもなっています。一度発症すると治癒することはありませんが、適切な治療により進行を遅らせることは可能となっているため、早期から適切な治療を受けることが大...
消化器内科

大腸がんの再発率・死亡率がナッツ類の摂取により低下する?!

大腸がんの患者さんは増加傾向にあり、罹患数・死亡数ともに全がんの中でも上位に入っています。なるべく早期に発見し、適切な治療を受けることが大切となりますが、今回、ナッツ類の摂取が大腸がん(ステージⅢ)患者さんの再発率、死亡率を低下させる可能性...
眼科

魚油はドライアイには効果がない可能性も!?ドライアイと魚油について

ドライアイは、涙の量が減ったり、質が低下することによって、目の表面を潤す能力が低下した状態です。日本には、2200万人以上もの患者さんがいると推定されており、年々増加傾向にあります。 写真はイメージです。 photo by ill...
消化器内科

口の中の細菌が腸内に住み着くと・・・ クローン病や潰瘍性大腸炎の原因になる可能性があるって

わたしたちの口の中や消化管にはさまざまな細菌が住み着いています。とくに腸内には数百種類以上、50兆個から100兆個以上の細菌が生息していて細菌ごとに集落を形成しています。 その様子から「腸内フローラ(腸内細菌叢)」と呼ばれています。腸...
代謝・内分泌内科

クッシング病にたいする新たな治療薬 パシレオチド(商品名;シグニフォー)

クッシング病は、下垂体腺腫が原因となりコルチゾールの過剰分泌が引き起こされる疾患です。稀な疾患であり、日本における患者数は450人程度と推定されています。 外見的や精神的な変化をともない、患者さんのQOLを低下させることから、効果的な...
眼科

角膜移植が必要となる水泡性角膜炎とは 再生医療による新しい治療法の取り組みが進んでいます

目の病気というとどのような病気を思い浮かべますか?。結膜炎、麦粒腫(ものもらい)など比較的に身近な病気から白内障、緑内障などいろいろな病気がありますよね。 目の病気の中には角膜移植を必要とする重い病気がいくつかあります。そのような病気...
呼吸器内科

睡眠時無呼吸や睡眠不足の人は、眠気の自覚がなくても自動車事故のリスク増!?

みなさんは、毎日よく寝られていますか?睡眠の質は、健康状態と密接に関係しています。 睡眠障害が生活習慣病の発症に関わっていることや、日中の眠気などにより人的ミスの危険が高まることが知られていますが、今回、眠気を感じていなくても睡眠時間...
消化器内科

新機序の便秘治療薬「エロビキシバット水和物(商品名;グーフィス錠5mg)」とは

便秘症は、女性や高齢者で罹患率が高い疾患で、日本においては約450万人の方が悩まされているといわれています。身近な疾患である便秘症ですが、2018年4月新たな作用機序をもつ治療薬が発売となりました。 便秘のタイプ ヒトの大腸は約...
小児科

赤ちゃんとの「ふれあい」 赤ちゃんの脳の発達に良い影響を与える!?

赤ちゃんを育てていくのはいろいろとたいへんな事も多いですよね。でも、赤ちゃんを見ていると思わず抱きしめたり、頭をなででみたり、キスしてみたりしたことはないでしょうか。おかあさんやおとうさんは意識せずに自然と赤ちゃんとふれあっているこ...
循環器内科

トランスサイレチン型心アミロイドーシスにたいするタファミジス

アミロイドーシスは、線維構造をもつタンパク質アミロイドが、臓器に沈着することにより起こる疾患の総称です。 そのなかで、トランスサイレチン型心アミロイドーシスは、診断後の平均余命が3~5年ともいわれており、有効な治療法の開発が求められ...
予防医学

大豆イソフラボンを少量摂取することで老化に伴う筋力低下を軽減か-高齢化社会を迎えるにあたって-

日本の自然を大事にするという考えの中ではぐくまれた食文化である「和食」。世界的にも認められ2013年には「ユネスコの無形文化遺産」に登録されています。 和食の食材というといろいろありますがその中のひとつに大豆を使ったものがあ...
代謝・内分泌内科

新規GLP-1受容体作動薬セマグルチドと他GLP-1受容体作動薬との比較

糖尿病治療にたいする研究は日々進展しており、現在、さまざまな種類の糖尿病治療薬が発売されています。GLP-1受容体作動薬も臨床での使用が広まっている糖尿病薬のひとつです。 GLP-1とは? 血糖が高い状態が続くと、全身の血管や神...
呼吸器内科

歯が少ないと肺炎死のリスクが上がる?!歯の喪失と肺炎死リスクの関係

高齢化率の上昇などから、日本における肺炎による死亡率は年々増加しており、近年では脳血管疾患を抜いて死因の第3位となっています。高齢化の加速とともに今後も増加すると予測されている肺炎ですが、今回、歯の残数と肺炎死のリスクとの関連性について報告...
予防医学

におい物質が血糖値を下げる!? 低血糖の心配がない新しい糖尿病治療薬開発への期待に

血糖値と聞くと気になる方が多いのはないでしょうか。テレビのコマーシャルでも血糖値という言葉をよく耳にしますよね。 2018年1月に「におい物質が血糖値に関係する」という報告を東北大学の研究グループが「Olfactory rec...
耳鼻咽喉科

タバコを吸うと耳が聞こえにくくなる!?喫煙と聴力低下

肺だけではなく、さまざまな臓器に影響をおよぼすことで知られているタバコですが、今回、聴力にも悪影響をあたえることが報告されました。 写真はイメージです。 photo by photo AC タバコと疾患 健康への関心の...
新薬

ファブリー病にたいする新たな経口治療薬 ミガーラスタット塩酸塩(商品名;ガラフォルドカプセル123mg)

ファブリー病は、国が難病指定しているライソゾーム病に分類される疾患であり、細胞内ライソゾーム(リソソーム)の酵素の欠損、活性低下により発症する先天性の代謝異常症です。治療法には、対症療法や酵素補充療法がありますが、今回、新しく経口投与可能な...
神経内科

脳の難治性疾患のひとつアレキサンダー病 病気の進行に関する原因が明らかに

厚生労働症の難病指定されている治療法が確立されていない難病のひとつであるアレキサンダー病。非常にまれな病気で日本での患者数50人前後といわれています。 理化学研究所は2018年2月にマウスを使った実験でアレキサンダー病の進行が...
予防医学

うつ病と生活習慣との関係〜日本での大規模調査より〜

うつ病で苦しむ方は、世界で3億人以上にのぼると推定されており、2005年から2015年のあいだで18%も増加したと報告されています。世界中で患者数が増加しているうつ病ですが、近年、うつ病と生活習慣との関係が注目されています。 写真...
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